先日、入試報告書についての紹介記事を書いた者です
■H30入学者選抜状況報告書(北海道教育委員会のHPにリンクします)
再掲します。
この中の、学力検査問題等研究協議会における主な意見、学力検査問題正答表の中の「学力検査問題等研究協議会における主な意見」
それを簡単にまとめた実施状況について(概要)の4項目目、「学力検査問題等研究協議会における主な意見について」は読んでおいて損はないと思います。
以下、内容についいて勝手な解釈を行い、想像(妄想)します
あくまで私見ですので、お気をつけてお読みください(笑)
①学校裁量問題について
3教科とも、受検生の力を測る上で適切な問題構成となっており、良問であった。
引き続き、思考力・判断力・表現力等を問う問題を出題してほしい。
…「良問であった」ということは、今年の裁量問題も昨年と同じくらいの難易度と予想したいです。
②数学について
基礎的・基本的な知識や技能を活用して、判断したり、
考察したことを表現したりする問題の出題について、一層充実させるよう検討してほしい。
…数学はここ数年、同じ問題を2通りの考え方で解いてみよう的な内容が多く見られました。
公式を覚えてOK、というだけではダメで、性質本質を理解しようというのがトレンドです。
今年は「判断考察」の問題が出題されるなら、きちんと準備しなければなりませんね。
去年の入試問題で「数学なのに記述問題」ってのは結構ありますので、探してみると良いでしょう。
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③国語について
国語では(中略)記述量や難易度も適切であった。
今後も、領域のバランスを意識した出題について、引き続き工夫してほしい。
…微妙な書き方なのですが、今年は新傾向の8点記述がありましたが、
問題の形式としては「適切」だったのでしょう。というこは、今年も作文的なのは出題されますね。
でも、領域ごとの難易度がバラバラなので、難易度は調整しましょうというように読み取ってみます。
(※北海道教育委員会の報告書からお借りしました)
「書くこと」の領域が低いので、作文問題の中身は軽くなることが予想されます。
でも、中間点が正答率に判定されているかは微妙ですので、実際のところは分かりません。
むしろ「重くなる」「難化する」可能性があるのは、「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」…
つまりは「古典」や「文法」です正答率が高いですからね。
裁量上位高校志望者にとって、古典や文法は得点できて当たり前でした。
中学レベルの古文は出来る人なら無勉強でも感覚で解けますからね。
文法も細かな活用は覚えなくても、今まではあまり出題されていませんでしたからね。
今年は古文や文法・言葉の知識をきっちり勉強しないと、墜落する危険がありますよ
推敲問題とか出てこないかなあと妄想しちゃいますね
④社会について
資料等を活用し思考力・判断力・表現力等を問う融合問題や、
今日的な課題に関する問題の出題を継続してほしい。
…『今日的な課題』って何でしょう
トルコリラ急落とエルドアン政権の独裁化とか、米中貿易戦争に新興国はどう巻き込まれているのかだとかだったら激アツですが、
まあ当たり障りのない「時事問題」でしょうね。オリンピックとか、アジア大会とか…
と考えていたら、来年で平成が終わりますので、今度の入試は『平成史』が出されるかもしれませんね。
消費税はいつから始まって、税率はどう推移したかとか、北海道の市町村は212から合併してどうなっているかとか、スポーツ関連もありっちゃありかも。現代史はあまり指導されていないですからね。
(塾内でも特ゼミや基礎力テストで扱ってみましょう)
そんな感じです。長々お読みいただきありがとうございます。
報告書は長くて私も読む気がしないのですが、ちょっとしたことからヒントは見つかるかもしれません。
私もまだ全部読んでいません。
でも少なくとも昨年度の結果から「難易度・得点調整」はよくあることですので、受験生保護者の方は、目を通しておくことをおススメします
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