ぎっくり腰とヘルニアと狭窄症の生理学的違いは?? |  4DS姿勢革命!巻き肩、脱力で人生は好転する♪堀和夫

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  次元が変われば、常識は変わる!!
 姿勢、歩行、手技の常識は180度変わります!!

ぎっくり腰は、局所に始まり、全身に広がって、症状が悪化して行くケースが多いです。


朝起きたら、局所が痛かったが、数時間後には歩くのも困難になった。


このケースは自己防衛本能によって、、局所の痛みをかばうために周辺の筋肉も拘縮して腰部の可動性が激減します。



例えば、左臀部に違和感を感じた後、気にしていると、腹部、腰部全体の筋が拘縮し、前屈、後屈、回旋運動が出来なくなります。


完全なぎっくり腰の出来上がりです。


この自己防衛本能的な筋拘縮をを神経性拘縮と言います。



神経性拘縮は 痙性麻痺や痛みに対する反射性の筋緊張で起こります。



歩けないぐらい症状が重いのに、短期間で症状改善が見られるのは、初めから筋損傷は起こっておらず、痛みや、違和感に対して、神経性拘縮が起こっている場合が多いからです。


また、内臓からの放散痛からも起こります。



タバコを吸っているだけで、動けなくなるぐらいのぎっくり腰(外傷がなく発生機序が不明)は、神経性拘縮が起こっていると思ってください。



神経性拘縮は筋繊維に損傷はないので、、いろんな刺激で筋硬縮は解放させます。


電気治療、ボキボキ、鍼灸、微圧、指圧などなど・・・適切にやれば、「一発で治った!!」・・という患者さんから思うと奇跡的なことが起こります!!


関節苞


しかし・・・・・神経性拘縮を放置していると・・・・阻血性の拘縮に陥ります。



拘縮した筋がリンパ管、血管や神経を圧迫し、、下肢のしびれや放散痛などを起こします。



阻血性拘縮といえば、フォルクマン拘縮やコンパートメント症候群を思い浮かべます。


この状態では異常に手、脚はパンパンに腫れて、最後には、萎縮します。




しかし、ぎっくり腰の阻血性拘縮では、むくみぐらいの腫脹しありません。長期間続くと萎縮します。


・・・・・慢性的に筋拘縮が起こることで、ぎっくり腰での大きい血管の圧迫は稀ですが、リンパの循環障害が起こります。



ここでは循環性筋拘縮と呼びましょう!!


椎間板ヘルニアの症状のしびれや放散痛は神経根の絞扼ではなく、循環性筋拘縮から起こっているケースが多いです!!




「椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、すべり症の方が来ても、そういった変性(MRIで診られる構造的な異常)は治せていないが、痛みの取れることはよくあります。」


(上文、メールより抜粋)




痛みやしびれなどの症状が治っても、椎間板ヘルニアや狭窄は軽減されず、そこにある。


椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が症状を起こしてないケースが非常に多い!!






★次に椎間板ヘルニアと」脊柱管狭窄症の違いを書きます!!★



脊柱管狭窄症は・・・・椎間板ヘルニアと比べると、非常に治すことが困難である!!


脊柱管狭窄症は…両側(左右)


椎間板ヘルニアの症状は(片側)に起こることが多い!!



今日のブログは下記リンクの続きです。



http://ameblo.jp/creaidea/entry-11895242899.html



長文で何を説明したいかというと・・・・




「椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、すべり症の方が来ても、そういった変性は治せていないが、痛みの取れることはよくあります。


では、この場合何が原因で痛みが出ていたのか。

加茂整形外科のHPのように、トリガーポイントだけで痛みが出るようにも思えませんし、かといって神経の圧迫だけで出ているのなら狭窄症なんかは手技ではちょっと直せないとも思えます。


実際のところ何が本当なのかよくわかりません。

堀先生のお考えはどうなのでしょうか?」


メールより抜粋上記



この質問に答えようとすると、長文になります。


私の考えが少しでも参考になれば、ありがたいです♪♪



つづく・・・・