『がんが自然に治る生き方』ケリー・ターナー著を読みました。
何かのサイトで紹介されていて、今一番売れているガンの本だそうです。
本に書かれている内容を一言で書けば、
“体に良い食事(ガンの栄養源の糖を断って、免疫力が高まる未精製の穀類(玄米等)、有機野菜、きれいない水、ハーブやサプリ)に見直して、
同時に心安らかに精神安定化する事でガン化する要因を抑制しながら、自己免疫力を高めてガンを根治する。”
著者のケリー・ターナーは、手術、抗がん剤、放射線の「三大療法」を否定していません。
ガンにかかった人は、普通は現代医療に頼るけど、中には他の方法を試そうとする人がいる。
この本は、医師の指示とは違う方法を採用したケースで医師の予想を覆す程の改善を達成する人が居ますが、その人たちの成功体験を分析した本です。
そもそも、医者が残す記録には、患者が自ら実践した治療やその効果の記録は残しません。(当然です!!)
さらに、患者が医師の指示に反して代替治療を試みた結果の記録も無いです。(これまた当然です!!)
そのポイントに目を付けたのは賢いと思います。
現代医学の盲点?もしくは医師が認めたく無い事実?です。
劇的な改善を遂げた10カ国で100人のインタビューをした記録です。
劇的な改善した人が効果が有ったと思う要素(身体、感情、内面的な事柄)が75項目も有ったそうです。
その75項目のうちから上位9項目に関して本で紹介しています。
①根本的に食事を変える (ガンを成長させる食事は避ける。)
②治療法は自分で決める(ガンを認めて、ガンと語り、なぜある部位にガン出来たのか問い、原因を取り除く。解決方法は、自分で決めない事にはじまらない。)
③直感に従う(人間の直観は当たる、第六感を信じる。)
④ハーブとサプリメントの力を借りる (免疫力を高めるサプリ)
⑤抑圧された感情を解き放つ (ストレスレスで免疫力、ナチュラルキラー細胞の増加)
⑥より前向きに生きる (生きるモチベーション、治療へのモチベーション)
⑦周囲の人の支えを受け入れる (孤独感がガンの進行を早める)
⑧自分の魂と深くつながる (心の平穏を保つ)
⑨「どうしても生きたい理由」を持つ
※カッコ書きは私の理解です。
筆者は、9項目を実行すれば完治するとは一言も言っていません。
“患者の方々に偽りの希望を与えるつもりは一切ありません。”とも言っています。
この辺、抜け目ない記述だと思います。
9項目のうち、“1.抜本的に食事を変える。”と“4.ハーブとサプリメントの力を借りる。”の2項目が治療らしい事で、
残り7項目は、精神的な項目です。
例えば、下記感情マネジメントの項目
●抑圧された感情を解き放つ
●より前向きに生きる
●周囲の人の支えを受け入れる
なぜ幸福な人は、ガンになり難いのか?
脳下垂体は、ストレスや不安を感じるたびに免疫を抑制するホルモンを出すそうです。
私たちが幸せや安らぎを感じているときには免疫を増進するホルモンを出します。
これらの「自家製治療薬(ホルモン)」にはセロトニン、ドーパミン、リラキシン、オキシトシンなどがあります。
これらの強力なホルモンが血液中に放出されると、より多くの免疫細胞をつくるように指令を出します。
たとえば1日5分間笑ったり、嬉しいと感じたりするだけでも白血球やナチュラルキラー細胞の数は大幅に増える。
でも、これを実行していてもガンになる人は居ます。
この本の一番最初に触れる食事です。
劇的な改善に至ったがん患者の大多数の人が下記共通する食事に切り替えたそうです。
本のお勧めの食事
①砂糖、肉(10%以下?)、乳製品、精製した食品(白米、小麦)を大幅に減らすか、まったく摂取しない
②野菜と果物を大幅に増やす
③有機(オーガニック)食品を選ぶ
④汚染されていないミネラル水を飲む(浄水器の水を飲む)
正直、今の僕には①の項目は、困難です。
甘いものに目が無くて、牛乳とヨーグルトが無いとダメです。
カルシューム不足や血糖値が下がるとイライラします。
ご飯もラーメンも大好きです。
肉も、、、、、
状況を見ながら考えます。
最近乳製品を否定する本も見ますが、個人的には疑問を感じています。
特にヨーグルトは、体に良さそうだと思います。
人間ドッグに行くとその効果を感じます。
この年で、ピロリ菌がいなくなったり腸の検査でも良好だったりで至って健康です。
私は、ヨーグルトのお陰と信じています。
代替医療は、価値観の違いです。
価値を認めれは実行して、共感しなければ読み流せばいいのですから、、、。
※ちなみに、筆者が言う「劇的に寛解したがん症例」の定義とは、
1.現在のがんの標準治療(手術、放射線、抗がん剤)を一切用いず、がんが検査によりみつからない状態となった場合。
2.標準治療を受けたが、がんは緩解せず、代替医療に切り替えてから寛解した場合。
3.統計的に5年生存率25%未満のがん患者さんが、標準治療と代替医療を併用したところ、統計を上回り生存している場合。