術後2日目の夜あたりから

 

少し身体をねじることが出来た

 

就寝時にも寝返りがゆっくりだけど出来るようになった。。。

 

同時にお腹の。。。

 

というか、

 

腸がグズグズと。。。

 

いや、

 

ゴボゴボッと。。。

 

ボコンボコンッと。。。

 

オノマトペでは表現しにくいのだが。。。

 

動く。。。蠢く。。。感じがする。。。

 

例えるなら

 

2リットルのペットボトルを揺すった時。。。

 

開栓前は空気がそんなに入ってないので、そんなに中の液体が動く感じはしないけど。。。

 

1/3や半分くらい減った状態で揺すると

 

中の液体が大きく動く感じが判るといった感覚。。。

 

その旨を看護士や担当医に伝えても

 

聴診器を当てて、「腸は正常に動いているから問題ない」という返事

 

手術でがんの患部を切除したことにより、空間が空いているからなのか。。。

 

よく判らないが、結構な違和感を感じた。。。

 

 

 

 

痛みと尿意とで、睡眠があまり取れなかった。。。

 

朝7時頃に看護師が検温と血圧測定

 

創部(手術部位)の確認と、聴診器を当てて腸の動きの確認をしてもらう

 

特に異常はないとの事で10時くらいに担当医の回診があることを告げられる

 

それまで、やる事がないので病棟内を5~6周歩いた

 

また、今日からはお茶やジュースの飲水OK(コーヒーはまだ避けた方が良い)が出た。。。

 

とりあえず、下階にあるコンビニでポカリを買に行く

 

下階は外来病棟で年末年始受診の最終日だったが、そんなに混んでいなかった。。。

 

外来病棟は専門分野別に病棟が分かれていて、それぞれにアクセスできるように長方形の通路が設けてある

 

病院の事務方に通路の長さを聞いてみると。。。

 

長辺約80m×短辺約30mくらいの長方形と長辺約30m×短辺15mくらいの中庭がある

 

だから中庭まで出て一周すると250mくらいだろうか?

 

良い運動になるな。。。1周してみるか。。。

 

と、点滴スタンドを引きずりながら通路を歩いて中庭に出てみる。。。

 

中庭につながる扉を開けると

 

日光が身体にしみ込み、そよ風が身体に触れる。。。

 

病院は丘陵地帯に建てられていて、周りには木々が生い茂っていて風でこすれる音

 

外の空気に触れた感覚

 

心地よい。。。

 

そーいえば、入院した12/25から3日間触れていなかった空気

 

中庭には等間隔に4脚ベンチが設置されていて、その一つに座る

 

入院病棟内はほぼ密閉されていて、病室も窓が開かないようになっていた

 

たった3日間だけ外の空気に触れていなかっただけだが。。。

 

がんの告知を受けて

 

手術の決意をして

 

入院して

 

手術して

 

無事に終わって

 

「今」を生きているっていう感じが一気に湧いてきた。。。

 

年末の寒い時期だったが

 

平年よりも暖かったせいか

 

日光であまり寒さは感じなかった

 

10分ほど日光浴後、1周して病室に戻る。。。

 

入院病棟は白を基調とした少し無機質な空間なので

 

さっきまで居た

 

緑とそよ風と柔らかい陽射しの心地よい感覚を思い出す。。。

 

ベッドに居てもPCかipadで動画を見るくらいだし。。。

 

なので

 

これが1日に何回か行うルーティンとなった。。。

 

結果

 

今日一日で歩いた歩数は。。。

 

スマホの計測で。。。

 

6,726歩‼

 

身長が180cm歩幅80cm前後としてみて

 

点滴スタンドを持ちながらなので、少し短めの

 

歩幅70cmで計算すると

 

約4,708m≒4.7Km歩いたことなった。。。

 

結構歩けたな。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手術後、一般病棟にに移って

 

直ぐに歩行を強行(?)

 

歩けたことを確認後、カテーテルを外されました。

 

痛みは感覚が戻ってきたのか、

 

「集中治療室」いたときと比べ物にならないくらい痛いです。

 

あと看護士がビックリしていたのですが。。。

 

PCAポンプはすでに使い切っており。。。

 

「おかわり」は不可。。。残念。。。

 

「ロキソニン」等の他の鎮痛剤を点滴投与したのだがあまり効きがよくはなかった。。。

 

ミネラルウォーターの飲水は許可されたけど、食事がとれないので点滴は引き続き投与

 

その間、排尿量を測定することに

 

ベッドに横になっていても寝返りはうてず。。。

 

痛みを感じていたので、時間が経つのがすごくゆっくり。。。

 

起き上がることは意外とできた。。。

 

だから。。。

 

気を紛らわすために病棟内を2周して、夕方にも3周してみた。。。

 

3周目の時に廊下で担当医のO先生と遭遇。。。

 

手術翌日に7周(約500m前後)歩く人は見た事ないと驚かれた。。。

 

よく歩け!と言われたから歩いただけど。。。

 

夜になってもあまり痛みはひかない。。。

 

術後から眠りは浅く、あまり寝た気しなかったのだが。。。

 

それまでオシッコの量が少なく100ml~150mlだったのに

 

夜になって急に尿意が。。。

 

500mlの計量カップに入りきらないくらいのオシッコが夜中に2回ほど出た。。。

 

その他にも200ml~300mlくらいのオシッコが3,4回でてビックリした。。。

 

 

 

 

 

 

歩行器を使って一般病棟に戻ってきた

 

ベッドに横になる際に

 

看護師;「毎日、少しずつで良いので歩行するようにしてください」

 

これは術後の「腸閉塞」等の合併症を防ぐ目的で行うのですが。。。

 

看護師;「少し歩いてみましょうか?」

 

自分;へっ?もう??

 

看護師;そう、もう歩いてみませんか?

 

自分;じゃあ。。。歩いてみますか?

 

という事で

 

入院病棟内を歩くことに。。。

 

入院病棟は四角形の建物で1辺が約15m程の長さなので

 

一周すると60m程度歩くことになる

 

歩行器を使うのかと思ったら

 

看護師;点滴スタンドは自分で持ってください

 

自分;えっ?歩行器なし??

 

看護師;はい。私が支えていますから大丈夫です。

 

ベッドから立って、一歩目

 

前の方に身体がもっていかれる感覚はあったが

 

看護師が入院着を掴んで腰を支えてもらっていたおかげで態勢を立て直す

 

ほぅ。。。意外と歩ける。。。

 

病棟内を1周歩いて、病室に戻る方に身体を向けると

 

腰をグイッと引っ張られる。。。

 

???

 

看護師;1周で終わりですか?

 

なんですと?

 

そう言われたら。。。

 

自分;じゃあもう1周。。。

 

2周しました。。。

 

 

 

 

 

 

手術後の最初の朝を迎えた。。。

 

PCAポンプ(自己調節鎮痛法)のおかげか、熟睡をした感じはないのだが痛みは少ない

 

倦怠感はあるものの、すごくつらいというわけでもない

 

今日から「一般病棟」に移る旨を聞かされ

 

朝の8時くらいにレントゲン技師が来て、ベッド上でレントゲン撮影をした。。。

 

採血もしたかな?覚えていない。。。

 

1時間を過ぎたあたりに看護士が来て

 

(一般病棟への)移動の準備をはじめている様だ。。。

 

ストレッチャーに乗せられるのかな?と思ったら。。。

 

「はい、立ちますよぉ~」

 

???

 

立たされるの?

 

「めまいがするかもしれないので、支えてますからゆっくり立ちましょう」

 

急な起き上がりなので、ブラックアウト(意識を失うこと)はよくあるらしい。。。

 

自分も一瞬立ちくらみがした。。。

 

歩行器を使って移動を始める

 

看護師が自分の体を支えながら点滴スタンドも持って移動を始めた

 

意外と歩けるもんだ。。。

 

腹腔鏡手術。。。

 

スゲェ。。。