『えっ?大丈夫だよ?』
「大丈夫じゃないでしょ?」
そう言って、あたしのおでこに手を当てる彼。
「ほら。すげー熱いし。」
『……。』
「はーい、このままお布団、行きますよぉ?」
彼はそう言うと、あたしの手を引いて歩き始めた。
そして寝室に着くと、あたしをそっとベッドに座らせる。
「今日はさ、ゆっくりしろってことなんだよ。」
『でも、せっかくのお休みなのに…』
「まぁ、12月のこの時期に休みもらえるなんて、確かにラッキーだけどさ。」
『だったら…』
「別に、どこかに行かなくたって、休みにはかわらないじゃん?」
そう言いながら、あたしをベッドに寝かせた。
そして、彼はあたしの隣に体を倒した。
『まぁ…くん?』
「ふふっ、なんか、こういうのも、久しぶりじゃない?」
『……うん。』
「オレ的には、すっげーラッキーなんだけど?」
『えっ?』
せっかくの休みだからどこかに遊びに行くつもりだったはずなのに。
彼はそう言って、楽しそうに笑った。
「外に行ったらさ?やっぱ、周りが気になるじゃん?」
『…うん。』
「でもお家だったらさ、こうしてたって、誰かに見られることもないんだよ?」
彼はそう言いながら、あたしをギュッと抱き締めた。
「オレにとっての、最高の休日。」
『まぁくん…』
「まぁ、色々できないのは、残念だけどさ。」
クスクス笑いながら、あたしの髪を撫でた。
その手が優しくて、あたしは泣きそうになる。
せっかくの休みを、あたしが具合悪くなったりしたから。
それなのに、彼はあたしを責めたりしない。
『優しすぎるよ…』
「ふふっ。それはお前だけにしかしないから、安心して?」
『…もぅ!』
「あはは!大人しくしてないと、もっと熱上がるよ?」
彼はそう言いながら、髪を撫でていた手を、あたしの頬に当てた。
「今日は思いっきり、だらだらしよ!」
そう言いながら、あたしの頬にチュッとキスをした。
「さすがに今、オレが風邪引くわけにいかないからさ、これで我慢ね?」
『うん。』
「治ったら、いっぱいキスしよぅね?」
ふふっと笑った彼の笑顔に、あたしもつられて笑顔になった。
『…ありがと。』
「ふふっ。オレの方こそ、ありがとね?」
それからあたしたちは、布団のなかでゆったりとした1日を過ごしました。
***
こんばんは。
みなさん、風邪などひいてませんか?
こちらはめっちゃ元気です(笑)
こんなお話だから、心配したかしら?
安心してください!
ひいてませんよ!(笑)
なんとなーく。
昨日のFNS見てたら、あーばさんのお話が書きたくなっちゃった。
なので、脳内妄想のお裾分け(笑)
ご賞味あれ。
急に寒くなってきて、インフルエンザも流行り始めたので、みなさん、気を付けてくださいね。
ふたばも気を付けます。
ふたば。