お好み焼 千草@天満 | ディックの独白 / Dick's Monologue

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今度は季節にいいときに来たいな

 

天満にやってきました。

35年ほど昔はジモティーだったので、上下スエットにサンダル履きで闊歩していた時もあったけれど、今は電車に乗って来なければならないのでお出かけ用の服を着ています。

僕の出で立ちは変わったけれど、天神橋商店街の下町な雰囲気は今も昔も変わらない。駅前も路地も商店街などどこも行き交う人の声でかまびすしいのはいつの時代も同じってこと。

 

ところで天満に来たのは旧交を温めるため。今年で45年来のつきあいである友人との飲み会。

45年って人生の3/4をこいつと並走しているってことか、長いつきあいだな。

 

 

天満飲みの一軒目はここ

 お好み焼 千草

 

昨年の真夏にMさんと来て以来、二度目の訪問。やっと裏を返しに来たってこと。

 

 

前には二組。行列は時間経つごとに長くなっていたけど、待ち時間が長いか短いかはタイミング次第。僕達は30分強並んでやっと入れたのに、行列のしんがりに近い人はわずか10分も経たずに案内されていました。一斉に退店することもあるので、一巡目をやり過ごし二巡目を狙う策もありです。

 

 

寒風吹きすさぶ冬空の下、半時間も立っていたので、すっかり身体は冷えきっていました。

ようやく入店できたと思ったら、案内されたのが扉に一番近いテーブル席。扉開閉のたびに冷風が入ってきて身体に当たるし、換気のために常時10センチほど開けられているので、寒いことこの上ない。身体を硬直させ寒さに耐えていたら

相変わらずお前は気温の変化に弱いなぁと笑う友人。

その通り、暑いのNG、寒いのNG、生息温度帯域が人よりも狭いので、僕とデートをされたい方は頭の片隅に置いておいてください。(そんな人がいるのかは神のみぞ知るデス)

 

 

お好み焼いたら温かくなるぞ それまでビールでも飲んでおけよ と全く説得力のない言葉を投げかけ、ホレと瓶を差し出してくる奴。焼きあがるまでに1本軽く飲んでしまい、さらに身体が冷えたわ。

 

 

テーブルの横がちょうど焼き場。焼きそばやお持ち帰り用のお好み焼きが焼かれています。

 

 

輻射熱でも当たれば~と思っていたけど、ちと距離があって温まらない。

そしてなんと! Uberでの配達もされていて、配達員の方が何人も訪れていました。待つことが常態化しているこのお店だと、近所だとUberもありだな。

 

 

注文からしばらくしてお好み焼きカップが運ばれてきました。

自分たちで焼くのは、このシーズンならではの具材が入ったお好み焼き。それがこれ

 

かき玉

 

牡蠣が全く見えないけれど、ちゃんと何個も入っていました。牡蠣は先に焼くのか、混ぜてから焼くのかを尋ねたら、お好み次第と。上手い、座布団一枚! 

ところで日生のカキオコはどうだったかな、全く覚えていない。そしてこれは友人が自ら焼いてくれました。

 

千草焼き

 

千草焼きのみ、お店の方が焼きます。この日は正月休み最後の日でもあって、お店の人員が足りておらず、満席になるまで入店させていないことがここでわかりました。本来ならもっと早くに入店できたのでしょう。

 

 

生地と生地の間に、分厚い豚ロースを挟んで、じっくりと焼き上げていきます。これだけの厚みがあるので、時間がかかるのは当然のこと。おおよそ20分かかって焼きあがりました。

 

 

焼きそば チャンポン(豚、イカ、エビ)

 

お好み焼きが出来上がるまでは、焼きそばをつつきながら駄弁る駄弁る。もうこの頃には、寒さはどこへやら、しっかりと温まってきました。

 

 

いやはや、これはかなり美味い。ソースは味がしっかりしており、中太麺は柔らかめでソースが絡んでこれまた美味い。これは友人も僕も同じ感想、食べなきゃ損だな。

 

おっとカキオコ、失敬かき玉が焼きあがりました。

 

ソースを塗って青のり、花かつおをかけた後にマヨネーズを渡されました。それもはちみつのように粘性が高く、スプーンで掬っても落ちていかない。焦れた友人は大盛りして振るもんだからマヨネーズがドサドサと落下。見た目悪いが、味は折り紙付きの旨さ。

 

 

そして千草焼きの焼き工程の終盤。

 

ケシの実がかけられ、これにて完成。

image

 

お好み焼きにかかったソースが鉄板に落ちていい音を上げ、食欲をそそります。入り込んでいる友人の声を変調させたので、ソースの音だけをお聞きください。

 

 

 

賽の目に切り分けて、いただきました。

 

 

癖になる味だな、これは。

 

ハイボール

 

途中でビールも無くなり、ハイボールを追加。前回来た時、1Lのハイリキ飲んだら酩酊してしまったことを話したら、さすがに友人も僕がハイリキ注文しようとするのを全力で阻止しました。飲み足りないやん、でも二軒目にそれは回しましょう。

 

ご馳走様でした!

大阪だとどこにもであるお好み焼き屋。それぞれのお店の味があるけれど、やはり高く支持されているお店のお好み焼きは美味いね。だからまた来ます。三度目で馴染客になれるな。

 

えっ、次のお店? 食べログ百名店のあのお店か。

ちょっと待てよ、お好み焼き食べた直後に行くのはおかしいぞ。おいおい、食べきれるのか? えっ、お前に託したわって、丸投げすんな~。