このブログを長きに渡って読んでいただいている方々は、僕が焼鳥をこよなく愛することを薄々と勘づいているかと思います。その原点を書いたのが、以下の記事。暇な時にでも目を通してください。
とは言え、最近では焼き鳥を食べに行くことはめっきり少なくなりましたが、心の底で熾火のように焼き鳥愛は燻っていたのです。
そこに吹子で酸素を吹き込まれて激しく炎が上がったのは、先日の熊の鳥焼に行ったこと。
正確に云うと焼き鳥ではないけれど、鶏肉を炭火で焼くという調理法は共通と言えるでしょう。再燃した炎は食べて治めるしかない！
なので、この日は阿倍野にてここを訪問しました。
炭焼屋 神力（しんりき）
あべのQ'sモール内にも姉妹店「炭焼屋しんりき」がありますが、こちらのお店はあべの筋を挟んでQ'sモールと反対側。細い路地を入ったビルの中二階みたいなところにあります。
ネット上では神力２号店として表示されているサイトもありますが、店頭提灯・看板は神力との表示。2013年創業、今年で10年目。サバイバル競争の飲食業界で10年も続けてこられているのは、それなりの理由があるのでしょう。
階段を登っていくと、店員さんがドアを開けて出迎えてくれました。なるほど、ホスピタリティは高い。
およそ焼き鳥屋の雰囲気が全く感じられない落ち着いた店内。お洒落な居酒屋と言っても過言ではありません。
その理由は、焼き場が入口脇の一角に設置されカウンター席から離れているため、お客さんの視界には煙を上げる焼き場が入ってこないし、強力な換気扇により煙が店内に漂うことがないからでしょう。
ネット予約で席を確保。これは正解、次々とお客さんが来店され、あっという間に満席でした。
コース料理もありますが、この日はアラカルトで。
ひと通り注文を済ませてから、喉の渇きを癒します。
ではかんぱ～い。
この日はがま口職人 わび助さんがご一緒です。お稽古帰り（と言っても師範の側だけど）を捕獲しました。
オススメの肴 ３種盛
いわゆるおまかせですが、ちょいちょいと摘まむにはちょうどいい感じ。子持ちこんにゃくは正月以外は滅多に口にしないので、僕にとっては珍味。調べてみたら、このプチプチはししゃもの卵とのこと。
撮影邪魔すんの やめんかーい。
しいたけ バター正油
火が芯まで通りホクホクになったのに加えて、バターの香りがすごく強い。しいたけ好きにはたまらない一品。
山芋 ポンズゴマ油
わび助さんらしいチョイス。シャキシャキとした歯ごたえ、ゴマ油との組み合わせが美味しい。
これも炭焼きされていました。
ぼんじり
鶏で最も好きな部位のひとつ。噛むほどに脂がじゅわりとにじみ出てくるのが堪らないのです。
つくね
これだけの肉厚なのに、外は焦がさず中までしっかりと火が通っているのはお見事！
ここのところ芋焼酎のソーダ割に凝っている僕の前に、否が応でも目に入るように貼られたポスター。しかも黒霧ベースだなんて、注文しない理由はどこにも見当たりません。
必然的にこうなります。口あたりの良さと甘みが美味しいのです。
手羽先
僕のような素人が書くのは失礼にあたるかもしれませんが、この複雑な部位に対して上手く串が打たれています。串打ちって、ただ串を肉にさせばいいってものではなく、焼く時のバランスや見た目などそれ相応の技術が必要なのです。串打ち３年、焼き一生と言われるくらい。
もも
焼鳥の定番メニュー。肉質感と脂が適度にあり、独特のクセもないので、つい頼んでしまいます。
かわ
首周りの部位。僕の中では、ぼんじりと双璧を成すほど大好きなのです。
独特の食感と脂、甘みが美味しいけど、前述のももと違ってクセが強いから人気が二分されるんだよね。
今回はこれにてお店をあとにしました。たった５品だけど焼き鳥を口にすることで飢餓感は満たされたかな。これから天王寺方面来ることが多くなるから、ここは再訪ありありだな。
そしてわび助さん、多忙な合間を縫ってお付き合いただきありがとうございました。
ご馳走様でした！ また来ますね。
今月は忘年会などの飲み会が多くて本日までで１１回。まだあと３回残っているのですが、１４回の多くが会社絡みなのでブログアップできないのが残念。いいお店ネタいっぱいあるのに。
そして体重増になっていないのが我ながら立派やわ。