大松を後にして、友人と僕はお初天神通り〜東通り商店街をぶらぶら。途中呼び込みのお兄さん達やお姉さん達と雑談したりして夜の繁華街を満喫。
それだけ歩き回って喋くり倒したら喉も渇くというもの。嗅覚の鋭い友人は、さっき感じのいい店あったから行こうと颯爽と向かいだす。まるでジモティー。それがここ
大衆酒場 酒房 かど屋
座ったテーブルはベンチシート。カップルで来たら向かい合わせではなく、並んで座るべきだな。
究極のデートカーと言われたホンダのS-MXもフロントベンチシートで、ドライバーとパッセンジャーがピタリと寄り添うことができる「ふたりのベンチシート」なんてキャッチフレーズもあったくらい。懐かしい~と思った貴女!(ΦωΦ)フフフ… 女性を好む僕達は並ぶことなく、向かい合わせで座ったので、ベンチシートは足を投げ出す台になっていました。
そしてまるでいきつけのようにホール係りのお母さんと話しをしだす友人。コミュニケーション力が高すぎるで。
この昭和レトロの雰囲気が友人の大好物。もう今はないけど、かっぱ横丁にあった丸一屋を贔屓にしていたからね。
僕達よりも人生の大先輩達が調理担当。これだけの品であっても事もなげに作ってしまうのです。
肉じゃが
まるで家で食べるような素朴な味。ほくほくのジャガイモがええわ。
うめきゅう
酒のアテはこれでええねん と言い切る友人。そんな細い食欲で、そのガタイを維持できるもんだね。
二人で飲めばすぐ空に。追加はもちろんのこと。
荒びきウインナー
このプチプチとした食感。一切の焦げ目なく、炒められているのはお見事。
銘柄忘れたけど熱燗。
冷奴
こちらのお店は味噌ダレ。これが熱燗と合うのです。
玉子焼
無骨で見た目の洗練さもないけど、甘くて大好きな味の部類。
これをベンチシートに並んで座った女性から、はい、あ~ん なんてされたら、惚れてまうやろ~(古いか)。
呑んで食って約50分。そろそろ帰りの足を心配しなければならない時刻なので、これでおひらきに。
ご馳走様でした! 昭和の時代から長きにわたって営業をされたきたのには、それなりの理由があるのです。断言できるのは、これぞ正真正銘の居酒屋。行って損はしませんね。
またきまっせ。
また大阪に来た時は、声をかけてくれよ。