兵蔵@北新地 | ディックの独白 / Dick's Monologue

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今すごくバズっているんですよ~と、北新地うどん 薮やの大将 藪ちゃんから少し前に教えてもらったお店がここ、

 兵蔵

 

薮やが入っている日宝スタービルのお隣 北新地ビルディング2階。

後日、予約なしで訪問したら満席で門前払い。確かに人気店だとの確信だけは手土産にしました。

 

 

日を改めて予約の電話をすると 営業時間外の(昼の)2時から3時の間でしか予約を受け付けません とめっちゃ早口での対応。対応した人の性格なのか、営業時間内で多忙だったのかは知らないけれど、もう少しゆっくり話をされたほうがいいと思います。聞き直しても同じく早口での応対ですごく聞き取りづらかったので。お節介なようだけど、分かりやすく相手に伝える力は業界は違えどもビジネスの基本です。

それと食べログには電話番号記載されていても予約可能時間までは記載されていないので、運営側に伝えたほうがいいと思います。多分同じように営業時間内に電話をしてくる人が多く、それをさばくのに早口になってしまっているのかも とは推測していますが。

 

 

それはさておき、なんとか予約を取ることができたのでやっと訪問。

そしてこの日同行してくれたのは、チャーミングなMさん。天満会以来です。

そして過日アポなしで兵蔵へ行ったときも一緒だったので、二人にとってはある意味リベンジ。

 

 

5分前にお店に着いたけど、空席はあれども予約時間になるまで入店待ち。

お店側は、時間という姿のないものを厳格に管理されています。でも何事においても、時間をキッチリとしているのは好印象。対極にあるのが天満会の1軒目のお店で、時間があいまいな運営だったのを思い出しました。

 

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コンクリート打ちっぱなしの内装は、余分な費用をかけていないことのあらわれ。

もともとは堂山町でお店を開いていて2年前にここに移転してきたそうで、価格は全然北新地価格とはかけ離れたもの。そのために並々ならぬ努力をしているのでしょう。

 

屋号から受けるイメージとは異なり、お店を切り盛りしているのは女将。堂山の時はワンオペだったそうですが、北新地に来てスタッフを数名雇い入れたそうです。これらの情報、入店待ちをしているときに後から来られたお客さんから教えてもらいました。

 

 

 

案内された席は、バーにあるような椅子の脚が長いカウンターチェア。純然たる昭和世代の体形なので、椅子に座ると床面に足が届かず宙ぶらりん。なんとか脚同士を繋ぐ貫(ぬき)に足を置くも、なんだか不安定で酔えないなぁ。

他にもテーブル席があったりするので、もともとはラウンジかバーだったのを居抜きで買ったように見受けられます。

 

 

では乾杯。

このお店は飲み物は口頭で、料理は紙に書いての注文方式。飲む前に料理の注文を済ませておこうと、額を寄せ合って注文用紙を埋めているうちに、ビールの泡をAngel's share(天使の分け前)したみたい。困るなぁ、先に口つけられたら。

 

 

メニューには掲載されていない赤星の瓶を注文し、厨房のほうからセルフで持ってこられたのは常連さんとおぼしき人達。やたらに常連さんが多いように見受けられます。赤星あるのなら、次回は常連さんぶって注文してみようか。

 

枝豆のくんせい

 

普通の枝豆のつもりで口にしたら、くんせいの香り、塩がしっかりと効いた濃厚な味つけで先制パンチを喰らいました。いやはや、これは実に美味い。Mさんも、美味しい~と破顔一笑。これが300円とは恐れ入りました。これ是非とも食べてみてください。

 

マグロの塩ユッケ

 

他店ではあまり食べた記憶がない品。

ごま油と塩のコンビネーションがいい具合に相乗効果を出して、切り身ごとにマグロの味が微妙かつ複雑に変化。面白い味やわ~。お酒のおつまみとしては最適だね。

 

 

真タラの白子ポンず

 

白子が苦手はMさんには申し訳なかったけど注文。プルンとした食感、酸味と甘味が効いたポン酢(自家製かも)がいい。

 

鹿肉ハンバーグ

 

Mさん自らジビエを注文するとは意外でした。

私だって食べるわよ~といつもの口調で答えるけど、これまで何度となく一緒に食事をしているけど、ジビエを食べたのを見たことがないぞ。あっ、でも寺田屋でのジビエの会(鴨肉)の時、同席していたかな。

 

しっかりとした肉質で、食べごたえ十分にあり。鹿肉100%でもボロボロと崩れないのは鹿肉ならではの粘り? それともつなぎを使っているのかな。そしてソース。デミにしては甘いので違うようだけど、なにかがわからない。そのソースが鹿肉によく合っていて、もう一度注文してもいいかな と話をしていたほど二人とも気に入った品。

 

 

カツオの造り

 

脂が乗っていて鰹の味も強いので、好き嫌いが分かれる戻り鰹。僕は大好きですね。

 

1時間が経過したところで店内満席になってきたため、お店を後にすることに。この後、この日の本命としていたお店に移動しました。電話対応については色々と書かせてもらったけど、それ以外は申し分なし。特に料理と価格は他店よりもひとつ頭抜きんでていますね。
また来ますね、近日中に。予約時間に注意しろよって? 大丈夫、もう予約完了しているからね。