北新地うどん 薮や
当ブログに何度も紹介しているので、そこは省きます。
もし知りたい方は、当ブログのテーマに「薮や@北新地」のカテゴリーを作っていますので、お手数ですがそこから過去ブログをご確認ください。
9月のとある日、大将の薮ちゃんの料理が食べたくなって寄せてもらいました。
でも思いつきで行っても満席の恐れがあるので、そこはちゃんと予約をとってです。もうそれほどの人気店になっているのです。
いつもガラス越しに混雑状況を確認します。予約とっているから大丈夫なんだけど、習性みたいなもの。
そして僕の予約席はカウンターの端っこ。そこが好きなことを薮ちゃん、よく知っています。arakan777さんこと、おやじさんも端っこが大好きなので、一緒に飲むときはお譲りします。なにせ目上の方に対して礼儀を尽くすのは、学生時代運動部で叩き込まれた、これも習性。
でもこの日座ったのは端っこから2席目。端っこの特等席はお譲りしました。
目上ではないけど、ここがいい!と言われればお譲りする、そうまるで英国紳士のように振舞ってしまいましたよ。
そんなお相手は、コケティッシュながま口職人 わび助さんです。
滅多に夜に出没することのないわび助さん。薮やも節分以来だそうです。だから食べていないメニューも結構あるそうです。
ガリトマト
これは一種の芸術品。まるで紙のように薄く、といえば大袈裟かもしれないけど、そのくらい薄くスライスされたトマトとガリの組み合わせが最高なのです。そして頂点にうず高く盛られた大葉がいい仕事しています。わび助さん、これまで未食だったので存分に味わっていただきました。
ところで僕も家で包丁を握る機会が多いので、一度チャレンジしようとしたけど再現するのは無理でした。すごいスキルが必要です。
量産型タコさんウインナー
お~っと驚きの声を上げるわび助さん。写真で見るのと、実物を間近で見るのとは大違い。ド迫力の7連星です。
そういえばウインナーの皮が苦手という人もいるけど、このウインナーはそうでもなくて、肉質感があって、万民受けすると思うわ。
齧るところを撮影して~との依頼をされたので激写しました。わび助さん、結構こんなワイルドな注文が多いのです。
一方、英国紳士のような僕はお箸で食べます。薮やでは、何の気なしに添えられたマヨネーズをつけて食べていますが、自宅ではケチャップをつけていることに気づきました。巷ではソースをつけるか醤油をつけるかの論争を時々耳にしますが、マヨネーズVSケチャップ論争もあるのかな。僕はといえば…どちらでもええねん との日和見派。
あぁ美味いの言葉が漏れてしまいます。
ぎんなん炙り
道端に落ちている銀杏は敬遠したくなるけど、食べるとなると話は別。炒ったものは大好きなんだけど、殻を外すのが苦手なのです。でもがま口作りで指先が器用なわび助さんが一緒なので、お任せしました。あとね、熱いのダメなんです。これも熱くて手にすることができなかったんだけど、わび助さん平気な顔で触るんだよな。主婦はすごいわ。
手羽中甘辛揚
薮やの定番メニュー入りしてまだ日が浅い品。でも東の大関をはれるくらいの実力(美味しさ)と人気ぶり。とりあえず10本注文しました。中毒性がある=やみつきになるほどの濃い味つけで、ペロリと食べてしまえるのです。
あっこれ! わび助さん、まだウインナー食べていたようです。
フワフワガーリックトースト
これが新作。大将の藪ちゃんから是非とも食べてみてと勧められたら、断る理由がない。以前にも書いたけど、大将がお勧めするときは余程の自信作ということ。
厚みのあるパンにしっかりとしみ込んだガーリックの味と香り。いやこれはめちゃくちゃ美味いわと、わび助さんと顔を見合わせて感動の声をあげてしまいました。前述の手羽中甘辛揚のときも感動したけど、これはそれ以上。是非是非、実食してください。
やめんか~い。人が感動している隙をついてからに。
はもの天ぷら
驚くべきボリューム。そして一見茄子しかみえなかったので、茄子の天ぷら盛り注文したっけ?と、早とちりをしたほど。
茄子の山の下に、はもの天ぷらがありました。
梅もしくは梅肉と、鱧を大葉で包み揚げた一品。奇をてらったわけではなく、食材の組み合わせを考え抜いた結果だと思う。
だから箸が止まらないのです。
つけ鴨汁うどん
この日、わび助さんと誓っていたのは、うどんまでたどり着くこと。薮やはサイドメニューが美味しすぎるので、自慢のうどん行きつく前にお腹が膨れて、うどんをパスする人も少なくはないのです。
お腹をセーブしながらここまできたけど、ハーフでないと食べきる自信がありませんでした。
やっぱり薮やのうどんは美味いね。僕が藪ちゃんを知ったのは、藪ちゃんが当時勤めていたお店にうどんを食べに行ったため。この時に食べたうどんの美味しさへの感動は今でも忘れないし、今もその味は進化しつづけています。
次回は、最初の一品で注文してフルサイズ食べようか なんて話をしていたら、お隣の人から 腹いっぱいになって無理やで~と突っ込まれる始末。でも以前なら、サイドメニュー数品食べたあとでフルサイズ食べていたのですが、歳には勝てません。
そんなこんなで楽しい薮やでの夜は過ぎていきました。わび助さんにも満足いただけたようです。
また夜飲みに出る機会があれば、薮やにも出没されるそうです。
ご馳走様でした。
いつも新しいメニューを考案して僕たちを楽しませてくれる藪ちゃん、これからもよろしくお願いします。
また来ますね。