以前より関心があったお店、それがここ
大衆酒場 フレンチマン
何故かって？ 気軽にフレンチを食べることができるお店に違いないと、立地と店名から確信していたからです。俺のフレンチは、気軽に〜というコンセプトを見事に体現しており、戦場とする価格帯ではこれまでは向かう所敵なし。そこに遂にコンペティター登場の予感。
お店は大阪駅前第３ビル内の通路角地でビニシー。想像した通りの駅前ビル ファサード。店内狭いので、ハンガーラックはビニシーの外側に設置されていました。
厨房挟んだ向こう側にも席がありました。あれれ、どこから入るの？と思ったら、入口は別にありました。恐らく二軒分の居抜きでしょうが、面白い造りです。
カウンター席に座ると、目の前には食材や調理済みの料理が並べられています。生春巻でか！とか、パン貰おうかな など話のきっかけが掴めるので、無口な僕でも会話に困らないのです。
トマトサワー と 仏男のりんごハイボール
グラスが二つということは同伴者がいるということ。はい、サカトケ乃カミからの続きです。
ご同伴者はわび助さん。まるで若い女子の様なお酒のチョイスに目と耳を疑いました。（女性ですが、念のため） なんでも色んなお酒を飲みたいとか。やっぱり大酒飲みです。
遅ればせながら、誕生日おめでとうございます。年齢公表は機微な個人情報のため差し控えますが、全然そんな年齢とは思えない見た目です。
浅漬風ピクルス
マリネなど酸っぱいのが好み。もちろん、この様なピクルスなんかは、どストライク。
ホタテの冷製茶碗蒸し
すごく滑らかなムース。丁寧な仕事が伺いしれるけど、スプーンひと口でなく二口三口と多めに入れないとホタテの香りと味が伝わってこないのが少々残念。
すり潰さずにホタテの身をゴロリと入れたらもっといいのにね とわび助さん。僕も同感でした。
一方こちらはいい意味で裏切られたお酒。
最初のうちは、りんごの香りも味も薄くて普通のハイボールみたいだなと思っていたのですが、時間の経過と共にりんごの味が濃くなり、口に含んだ時の香りも強くなってくるのです。きっとスライスされたりんごからの析出なんかを計算されたもの。これめちゃくちゃ美味しい。
ここに行かれたら是非お勧めします。あっでも、ガバッと煽ってはダメですから。時間かけて飲んでください。
鶏レバーの赤ワインたれ焼き
赤ワインよりシナモンとの組み合わせに感心させられた一品。こんな発想なかったけど、フレンチなら当たり前なのでしょうか。とにかくシナモンの香りと味がアクセントになり、普段口にする鶏レバーとは別格の美味しさでした。
フレンチマン、やるやん。
フォアグラとローストビーフ
これ食べて、俺のフレンチを上回ったな と感じた品。あちらにも、牛フィレ肉とフォアグラのロッシーニがあるけど、こちらのフォアグラはもう感動もの。こんなにも柔らかくて、臭みもなくて、美味しいフォアグラなんて多分初めて。
もちろんローストビーフもお見事。そりゃあメニューに、人気もの ってお店が書くだけのことはありますね。もっと大きく宣伝していいですよ〜。
この粒マスタードがまたいいねん。
白ワイン パイアラ ビアンコ
折角なので白ワインもいただいておきました。キリッとした口あたりはいいですね。
ここで１時間が経過したので、引き上げることに。人気が高いのでしょう、ビニシーの外で待っている人たちがいましたから。会計は3980円、安いですね〜 庶民の味方です。
ご馳走様でした！
楽しみにしていたフレンチマン、期待通りの美味しさでした。もっともっと色んな品を食べてみたいので再訪するのが楽しみです。また来ますよ、必ず。
そして本店かな、京都のビストロ フレンチマン。ここにも行ってみたいですね。関西発のお店、これからもどんどん伸び上がってください。
ところでわび助さん的にはここがこの日２軒目らしいですが、フレンチマンの前に喫茶店に寄っています。
パンナコッタにシュークリーム、マサラチャイまで飲んでいましたやん。
茶店で飲み食いしても、それはカウント対象外なのでしょう。
あっ、これ！
だからフレンチマンは３軒目なのですよ。
えっ、次行くの？ 時間ないからサクッとって。
はいはい、お店探しますよ。ここは大阪駅前ビル、飲み屋には困りませんからね。