オステリア ブッコ ボロネーゼ@三ノ宮 | ディックの独白 / Dick's Monologue

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三ノ宮
生粋の大阪人の僕にとっては、お洒落な街の代名詞。なんて大袈裟な〜と思われるかもしれないけれど、とにかく幼少の頃からそのように教わって育ってきたのだ。高校生になり遠征試合で阪急神戸線に乗ると、普段乗っていた阪急宝塚線とは客層が一変して違うのを肌で感じ、やはり神戸方面は違うと得心したものだ。
それから数十年経ったいまでも、三ノ宮・元町の名前を聞くとあの頃の憧憬の念が心に蘇るのだ。
 
 
そんな思い入れのある三ノ宮へ舞い降りたのは真夏の太陽が輝く8月の祝日真昼間。そして、この暑さから逃れるように、すぐさま入ったお店が 
 オステリア ブッコ ボロネーゼ
 
三ノ宮方面に詳しいaikoさんにお勧めのお店を幾つか教えていただいたうちの1軒です。僕がお願いしたお店の条件が、立ち飲みでないこと、お昼から飲めることの2つでした。

 

 
 
 
三宮センター街のほぼ西側。JR三ノ宮駅よりはJR元町駅から歩いた方が近いかな。思わず前を通り過ぎそうになったほど、周囲と溶け込んで目立たないので要注意です。
 
 
 
北野にあるオステリアブッコの姉妹店として2017年3月にオープン。そして2019年3月に今の場所に移転。アーケード商店街の路面店なので立地としては申し分ないでしょう。
なお店名にもある通り、ボロネーゼの専門店ではありますが、ボロネーゼ以外の料理もお酒もいただくことができます。
 
 
 
 
移転してからは年中無休の通し営業。これはお客の立場からすると、非常に嬉しいし使い勝手もいい。何か食べたいなぁと思ったら、お店の営業日や営業時間を気にすることなく、ふらっと立ち寄ることができるしね。それもそのはず、このお店のイメージが「北イタリアの海岸沿いにある気さくなレストラン」なのです。
 
 
 
こんなお洒落なお店でランチってのが、まぁ神戸市民の一般的な使い方だろうね。でもお昼からワイン飲みながら料理を摘む、それこそイタリアンの真髄ではないだろうか。
 
 
愛子さんに、お店の紹介をいただいたお礼がてらオステリアブッコボロネーゼに今来ていますとの連絡をしたら、そのお店を選択したということは女性とご一緒ですねとの返信。はい、ご名答です。この日はチャーミングなMさんとの訪問。
 
ふむふむとメニューに目を通します。
 
これでもか!というくらいにみっしりと料理名が書き込まれていました。多すぎて何を頼めばいいのか迷ってしまいます。そこでMさん、ワインに合う料理を選んで〜とお店の人にお任せ。お勧めに従い注文を済ませると、今度はワインリストと睨めっこ。全てのワインが辛口なので、こればかりはお任せせずに自らの経験と知識でチョイス。まぁはっきりいって勘です、勘。
 
二人とも白ワインをチョイス。カマレロイルプーモ。ではCin Cin!
ボトルで頼まないのは、色々な種類のワインがあるのでそれぞれ味わってみたいから。
 
 
 
イタリア風ポテトサラダ  ツナ入り
ポテトをマッシュせず、ひと口大にカットしたのがゴロゴロと混ぜられている。舌触りが滑らかな完全マッシュのポテサラが好みなんだけど、対極なのに美味いなぁ。
 
 
緑トマトのピクルス マスカルポーネチーズ添え
うわぁ、緑トマトピクルス酸っぱ〜い。でもマスカルポーネを口にすると、それを中和してくれる。これワインのお供に最適だ。
 
 
 
クマ・オーガニックファンティーニ
別のワインをお代わりしました。こんな暑い日にはキンキンに冷えた白ワインがいいよなぁ。
 
 
たいらぎ貝のカルパッチョ
旬ではないので、輸入品か冷凍物でしょう。貝柱とヒモに、バルサミコ酢をつけて食べます。貝そのものが美味しいのは期待通りでしたが、添えられた緑ものの味つけがとても美味しくて感動しました。ひとつ一つの素材に魂を込めて調理していることが伝わってきます。
 
 
さて、やはりお店の代名詞とも言えるボロネーゼを食べようかと二人で相談。パスタとトッピングを選べるそうです。
 
 
パスタの種類なんか全然知らないのでMさんに丸投げしようとしたら、彼女もそこまで詳しくないとのこと。それでも僕よりは知識があるようで、店主(女性です)と話をしながら、このお店のボロネーゼのイメージを掴んでいったようです。
 
でも結局パスタの選択権は僕に預けられたので、Kのキタッラをチョイス。きしめんの様な平べったいパスタです。トッピングはモッツアレラチーズとMさんがすかさずチョイス。

 
 
ボロネーゼ大盛り with モッツアレラチーズ
ここのボロネーゼはひき肉ではなく、肉の塊りがゴロゴロと入っているのが特徴。美味しいかったけど、大盛りでキタッラの組み合わせは失敗。ものすごくお腹が膨れます。この後、別のお店にも行こうとしていたのですが、このままでは苦しくて何も入らないほどでした。
 
 
なぜか終盤になって、ランチにつけるピクルスですとサーブされましたが、それはまるで拷問でしたよ。
 
 
それでもワインはまだ飲みたいという二人。
 
ラマートオレンジワインクロード・マス
 
 
存分にワインと料理を楽しんだので、このお店はこれで引き上げることにしました。来られるお客さんは皆ランチ使いだったので、カウンター席並びに座った方々は次々と入れ替わっていきました。会計時に店主さんから、最初の注文時から飲まれることがわかりましたよ という意味合いのことを言われてしまいました。😆 やはり僕達は側から見ると酒飲みの部類に属するのでしょうね。
とにかく美味しかったので、また来たいと思います。