◇この日の珠玉の一品
しろ10本! そう言うと隣で彼女がアハハと笑った
この日はHappytanさんとの飲み会。
イタリア旅行の土産話を軽くお酒でも飲みながら聞かせてもらえませんか との申し入れを快く受け入れていただいた。本当はお酒が主目的だろうの意見は受け付けておりません。
そしてやって来たのが、ここ。天満 バッテンよかとう だ。店頭の提灯の絵がなんとも言えずユニークで、楽しげな雰囲気を良く表している。
まずは無事お帰りなさい の乾杯。ベントルナートなんて粋なイタリア語をこの場で発することが出来なかったのは残念。
そして乾杯の飲み物は、サッポロラガー赤星を選択。
熱処理によって酵母の活動を停止する昔ながらの製法は、我々 愛飲家にサラッとではなくドッシリとした厚みのある味を提供してくれる。
アルコールに弱いHappytanさんも、このビールは喉を鳴らして飲んでいた。
たたきキュウリは、飲み会の始まりを静かに告げる鐘。パリポリと噛み砕く音は、誰が鳴らしているのだろうか。しかし胡麻油とキュウリの組み合わせ、誰が考えたか知らないが実に合うなぁ。
そして酢もつ。
これを食べた後に残る酸味は、尖りすぎず柔らかな感じ。また もつと言っても、厚みが薄くて直ぐに嚙み切れるため、食べやすい。あ〜描写しているだけで、唾液が口の中に溜まってしまう。
前回来た時に、しろを大変気に入っていただいたHappytanさん。もちろん私の大好物でもあるので、これは注文から欠かすことが出来ない。
まず最初に しろ10本ね と注文。
ワンテンポ置いて、あははと笑うHappytanさん。串は1本ずつからですね?と店員さんに確認した、その口で直ぐに注文をしたからだ。もちろん店員さんも えっ? と戸惑いの表情。
でもね、この二人はゴメンネJIROでどか食いをしているので、たかが串10本なんて朝飯前さ。えっ、そんな問題と違うって?
そして しろ登場。下地のキャベツを取り囲むように並べられたのは壮観な眺めだ。
私、ホッピーが飲みたかったんですよ とHappytanさん。以前来た時に、センベロの代表的な飲み物と記載したことで気になっていたらしい。ベースは焼酎ですけどね と説明しながらも二人分を注文。
あとはお店のおすすめのものを注文すればいいですね とHappytanさん。そういえば、いつも注文しているものを振り返ってみると、なぜか おすすめ品ばかりである。まぁ間違いはないけど。
四つ身。いわゆる ねぎま みたいなもの。
串に刺さるひと切れずつの大きさか丁度よくて、リズミカルに食べることができる。肉質しっかりしていて食べ応えがあるね。
厚切りタン。
黒胡椒がいい仕事していて、単調になりがちな厚切り肉の味を上手く引き立てている。また硬さも適度であり、決して顎を疲れさせることはない。
うずらベーコン巻き。
うずらたまごをプチュリと潰す感覚、これ実は食べる楽しみのひとつ。鶏や駝鳥の玉子では絶対に真似できないが、このサイズだからこそ出来る。
そしてそのはみ出した黄身を、ベーコンから浸出した脂と共に食べる。う〜ん、これは最高。
ムネ肉の刻みワサビ。
ワサビといっても鼻にツンとき過ぎることなく、淡白なムネ肉にアクセントを加えてくれている。ムネ肉は脂身が少なくてカスカスなことが多いが、このお店のはワサビの魔法が効いているのか、いつ食べてもそんな目に遭うことはない。
ポテサラ。
少し注文するのが遅かったが、これは外してはならない料理。まつやま や 薮やレベルを期待してはいけないが、350円という値段帯としては素晴らしいレベル。美味いよ。
しろ 再び。
これだけ食べると、濃いタレの味で食べるのは次第に飽きてくた。あとでHappytanさんが、塩とタレのいずれかが選べるようですよ と言っていたと思うが、それならば途中で塩に変えたら飽きがこないだろうね。メニュー見ても塩の記載がないので、私の勘違いだろうか。
しそ巻き。
紫蘇の香りと風味が素晴らしく効いている。いやこれは本当に美味い。ちなみに私は紫蘇も大葉も大好きだが、大葉が青紫蘇の別名であり、二つは同じ種類であることをつい先日まで知らなかった。
自家製つくね。
これこそ大葉かな? や軟骨が混ぜ込んであり、そこらのお店では味わえない味と食感がある。このつくねは何本でも食べられそうだ。
山芋こんがり醤油焼き。
Happytanさんが食べたいと注文した品。醤油の香ばしさが漂い、食指を動かされる。
そしてここで、バッテンよかとうは打ち止め。ご馳走様でした。改めて振り返ってみると、そんなにも食べていないですね。大食いさんが同席されていたのに(笑) それにしても しろ 美味いわ。このお店、大好きです!また来ますね、きっと来る〜。
えっ、イタリアの土産話はちゃんと聞いたんかって? そりゃあ、この日の飲み会の主旨はそれだから…
辺りを散策すると、台湾の九份に似た景色。そういえば、いつもここを見にくるなあ。本場の景色、いつか見てみたいと思う私であった。
そしてハタと気づくと、二件目に!
場所は天満駅近くの がんこ寿司。
ここではスパークリングな日本酒と小鉢、お寿司をつまみました。やはりHappytanさん、足らなかったんだぁ。(°▽°)
また行きましょう。
でもイタリア土産話に関する質問はしないでくださいねぇ。