第06回「打てば響く」-骨伝導による音の伝達
骨伝導という言葉をご存知でしょうか?2003年末にツーカーセルラーグループが骨伝導スピーカー搭載の携帯電話を発売しました[1,2]。騒音下でも聞き取りやすく、また外耳・中耳に原因のある「伝音性難聴」の人にも聞き取りやすい携帯電話です。
人間の聴覚を担当する「耳」の構造は外耳、中耳、内耳に分けられます[3]。一般的に「音」は、耳の穴(外耳の一部)から入った空気の振動が中耳で処理され、内耳に届けられて知覚されています。つまり人間の聴覚とは「内耳に到達した振動を感知する」感覚なのです。
一般の「音」は空気の振動で伝わる音で「気導音」といいます。この気導音に対して「骨導音」が存在します。これは外耳、中耳を経ずに、内耳を直接振動させて聞こえる音です。耳が聞こえにくくなったベートーベンが口に咥えた指揮棒をピアノに押し当て作曲を続けた逸話は、まさに骨伝導で音を聞いていたわけです。
私たちは普段から骨導音を聞いています。自分の声を聞くとき、口から発した声が空気を介して伝わる「気導音」と、声帯の振動が頭蓋骨を伝導して内耳に届く「骨導音」の両方をミックスして聞いています。録音した自分の声に違和感があるのは、録音した声には気導音しか含まれないためです。
骨伝導スピーカーを標準搭載した携帯電話は2007年11月にauが発売[4]するまで途絶えていましたが、その間にNTTドコモやauから「骨伝導レシーバマイク」が発売され[5,6]、多くの携帯電話で骨伝導が利用できるようになりました。
最近では、骨伝導レシーバマイクにBluetooth対応版が追加されたり[7]、電動歯ブラシを使用中に骨伝導で音楽が聴ける商品が発売されたりと[8,9]、骨伝導を利用した商品が急速に増えてきています。
骨伝導スピーカーを内蔵した枕もあるそうですよ[10,11]。周囲への音漏れが少なく、寝ながら音楽を聴きたい人にはぴったりのアイデア商品といえそうですね。
<関連リンク等>
ツーカーセルラーグループ TS41(三洋製)
[1]http://www.kddi.com/tu-ka/tokyo/kishu/ts41/index.html
[2]http://www.sanyo-keitai.com/tu-ka/ts41/index.shtml
耳の構造図(外耳、中耳、内耳):よい耳.com「音と耳の話」
[3]http://4133.com/otohtm/oto001.html
au携帯電話の新ラインナップ「簡単ケータイ A1407PT」の販売開始について
[4]http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/1109/sanko.html
骨伝導レシーバマイク
[5]http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20060718b.html
[6]http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/0607a/
骨伝導レシーバマイク「サウンドリーフプラス」(2008年3月25日発売)
[7]http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/080319_01.html
タカラトミー、骨伝導音楽歯ブラシ「Tooth Tunes」(2008年2月発売)
[8]http://itnp.net/category_betsu/14/654/
[9]http://www.hasbro.com/toothtunes/
東芝、骨伝導式スピーカーシステム「プライベート音枕 RLX-P1」
[10]http://www.toshiba.co.jp/living/webcata/living/rlx_p1.htm
スピーカー界に革命!? 東芝プライベート音枕
[11]http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040121/zooma139.htm
○ 関連キーワード:骨伝導、伝音性難聴
人間の聴覚を担当する「耳」の構造は外耳、中耳、内耳に分けられます[3]。一般的に「音」は、耳の穴(外耳の一部)から入った空気の振動が中耳で処理され、内耳に届けられて知覚されています。つまり人間の聴覚とは「内耳に到達した振動を感知する」感覚なのです。
一般の「音」は空気の振動で伝わる音で「気導音」といいます。この気導音に対して「骨導音」が存在します。これは外耳、中耳を経ずに、内耳を直接振動させて聞こえる音です。耳が聞こえにくくなったベートーベンが口に咥えた指揮棒をピアノに押し当て作曲を続けた逸話は、まさに骨伝導で音を聞いていたわけです。
私たちは普段から骨導音を聞いています。自分の声を聞くとき、口から発した声が空気を介して伝わる「気導音」と、声帯の振動が頭蓋骨を伝導して内耳に届く「骨導音」の両方をミックスして聞いています。録音した自分の声に違和感があるのは、録音した声には気導音しか含まれないためです。
骨伝導スピーカーを標準搭載した携帯電話は2007年11月にauが発売[4]するまで途絶えていましたが、その間にNTTドコモやauから「骨伝導レシーバマイク」が発売され[5,6]、多くの携帯電話で骨伝導が利用できるようになりました。
最近では、骨伝導レシーバマイクにBluetooth対応版が追加されたり[7]、電動歯ブラシを使用中に骨伝導で音楽が聴ける商品が発売されたりと[8,9]、骨伝導を利用した商品が急速に増えてきています。
骨伝導スピーカーを内蔵した枕もあるそうですよ[10,11]。周囲への音漏れが少なく、寝ながら音楽を聴きたい人にはぴったりのアイデア商品といえそうですね。
<関連リンク等>
ツーカーセルラーグループ TS41(三洋製)
[1]http://www.kddi.com/tu-ka/tokyo/kishu/ts41/index.html
[2]http://www.sanyo-keitai.com/tu-ka/ts41/index.shtml
耳の構造図(外耳、中耳、内耳):よい耳.com「音と耳の話」
[3]http://4133.com/otohtm/oto001.html
au携帯電話の新ラインナップ「簡単ケータイ A1407PT」の販売開始について
[4]http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/1109/sanko.html
骨伝導レシーバマイク
[5]http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20060718b.html
[6]http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/0607a/
骨伝導レシーバマイク「サウンドリーフプラス」(2008年3月25日発売)
[7]http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/080319_01.html
タカラトミー、骨伝導音楽歯ブラシ「Tooth Tunes」(2008年2月発売)
[8]http://itnp.net/category_betsu/14/654/
[9]http://www.hasbro.com/toothtunes/
東芝、骨伝導式スピーカーシステム「プライベート音枕 RLX-P1」
[10]http://www.toshiba.co.jp/living/webcata/living/rlx_p1.htm
スピーカー界に革命!? 東芝プライベート音枕
[11]http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040121/zooma139.htm
○ 関連キーワード:骨伝導、伝音性難聴