『のだめカンタービレ9』 二ノ宮知子著 講談社

 190p

 

千秋、飛翔!! のだめ、凍結(フリーズ)!? 高熱で寝込んでしまったのだめ。最後の1曲を仕上げられないまま、コンクール本選を迎えることに! また千秋は、学生生活最後を飾るR・S(ライジング・スター)オケの公演で花々しい活躍を遂げる。彼の目は欧州へと向けられ、のだめとともに留学を考えていた。しかし、のだめは・・・・・・!_? こんなに笑えるクラシック音楽があったのか!? 大爆笑の音大コメディー!!

千秋のR.Sオケでの指揮が始まります。

このオケとても良いですよね。

また音楽をやりたくなるくらいオケっていいなと感じました。

でもさすがにもう音大はいけないけれど。

仲間と一緒に何かを作り上げるのは本当に良いです。

『聖母』 秋吉理香子著 双葉文庫

 304p

 

東京都藍出市で、幼稚園児の遺体が発見された。被害者は死後に性的暴行を加えられていた。事件のニュースを見た主婦・保奈美は、大切なひとり娘も狙われるのでは、と恐怖を覚える。警察は懸命に捜査を続けるが、犯人は一向に捕まらない。娘を守るため、母がとった行動とは。ラスト20ページ、世界は一変する。驚愕の長編サスペンス・ミステリー!

大切な人を守りたい、それは誰もが持つ感情でしょう。

もしその対象が我が子であれば、なんとしてでも守り抜きたくなるはずです。

でも完全に危険から晴すことが不可能であるなら、どこまで自衛すれば良いのでしょう。

ある意味とても考えさせられる物語です。

でもその強いガードがあらぬ方向へ向かったなら、どう評価されるのか。

 

すでにどんでん返しであるとは書かれてしまっています。

でもラストはその想像の上を行くはずです。

ただそれぞれの女性の切なさも描かれているので、なんとも切なくなります。

まだまだ性差はあるのです。

すべての人が同じ痛みを共有できたなら、事件は起こらなくなるのでしょうか。

 

『のだめカンタービレ8』 二ノ宮知子著 講談社

 189p

 

飛行機恐怖症のため日本から出られないままの千秋だったが、その迷いをふりきり、R・S(ライジング・スター)オケの公演で大成功をおさめる。そんな千秋に贈られた、のだめからの切ないプレゼントとは……? 初めて明かされる千秋のトラウマの正体。のだめのコンクール挑戦。大きく動きだした運命の流れは、どこへ……? 大爆笑の学園クラシック・コメディー!!

いよいよ物語も佳境に入ってきます。

好きな人が成功して喜ぶ反面、自分にも向き合わないとならない。

ギャグ漫画のようでもあるけれど、こういうところがしっかり描かれています。

まさに音楽は自分との戦いですから。

でもきっと、程度の差はあれど乗り越えられない試練はないのだと信じたいです。