『のだめカンタービレ5』 二ノ宮知子著 講談社

 188p

 

学園祭には仮装オーケストラで臨むことに決めて、衣装作りに余念のないSオケ・メンバーに、ちょっとイヤなお知らせ。千秋は師匠シュトレーゼマンとAオケで出演するので、Sオケには合流しないらしい……。知らせを聞いて、気合の入るSオケと、帰国の迫った師匠との最後の共演に燃える千秋。それぞれ期するところありつつ、いよいよ前夜祭に突入! 大人気クラシック音楽コメディ!!

小説の合間に漫画を少し。

仮装オーケストラのシーンが好きで、この場面は読み返してしまいます。

特にのだめの衣装というか着ぐるみは真剣に作ろうかと検討したこともあります。

まさにコメディ要素満載です。

でもこのコミカルな部分を支えているのは、しっかりとした音楽というところが良いです。

 

指揮者の役割もよく分かりましたし。

この巻に限らず、出て来るピアノ曲は弾きたくなります。

もちろんもう指が動かなくなっていますが、それでもトライしたことがあります。

あまりにも出来なくなっていて愕然としましたが。

この漫画がドラマ化された頃、電子ピアノでオケと合わせられるソフトがありました。

一部しか弾けませんでしたが、それでも高揚感がありました。

部屋の片隅に追いやられている電子ピアノですが、ちょっと弾きたくなってきました。

『修羅のさくら』 秋吉理香子著 文藝春秋社

 224p

 

“どんでん返し”の名手の叙述トリックが炸裂する衝撃作!

消えた成績トップの男児と、血に染まったジャンパー……犯人は我が子なのか?

中学受験本番まであとわずか。
高レベルの受験塾で、やり手塾長が直接指導する「開成コース」で
しのぎを削る親子の焦りと苛立ちがピークに達したある日、成績トップの男児が消えた。
家出か、事故か、事件か。
彼は生きているのか、それとも――。

警察も出動し街が騒然とする中、ある男児の家で血のついたジャンパーが見つかる。
まさか我が子が? 

夫の高卒を気にする妻、共働きのバリキャリ妻、シングルマザー、裕福な家庭の専業主婦。
成績優秀な息子を第一に想う4人の母親を中心に、物語は読者を何度も裏切りながら疾走します。

『暗黒女子』で女子高生の悪意を、『聖母』で母性の狂気を暴き出した
“どんでん返しの名手”秋吉理香子さんによる、
痛烈なリアリティと叙述トリックで読者を翻弄する
ジェットコースターのような“中学受験ミステリー”が、文庫書き下ろしで登場!

中学受験の闇を描いた作品です。

それぞれに事情を抱えた4家族が織りなす受験模様です。

でもそこは秋吉理香子さんなので一筋縄ではいかず、まさにジェットコースターのよう。

小学生がここまでやらなければいけないのですね。

超一流校を目指すことの過酷さがよく描かれています。

 

もうお受験なんて言い方が生ぬるく感じます。

あまり語れないところが難しいです。

ネタバレは一切見ないで読んで欲しいです。

できれば先入観もなしに見てください。

ページ数も少ないのでさらっと読めますが、読後感はしっかり残るはずです。

 

『鬼姫〜運命の契り』 クレハ著 スターツ出版

 256p

 

鬼の一族に生まれた六、病花は、強大な霊力を持ちながらも全く上手く使えない。最弱の落ちこぼれと疎まれながらも弱な妹を守るため懸命に生きていた。そんなある日、神の血を引く最強軍人・一龍斎氷雨との縁談が舞い込む。あやかしからの絶大な人気とは裏腹、氷雨自身は大のあやかし嫌い。ある利害の一致のためだけに、偽装婚約を交わす二人。そこに愛などないはずだったが…。「六花のどこが弱い」「お前に触れていいのは俺だけだ」「俺にはお前が必要だ。だから、俺を選べ」氷雨の隣で、六花は本当の自分を取り戻していく――。

昨日に続きファンタジー小説です。

実は映画化された『鬼の花嫁』の原作が読みたくて。

でも手に取ったのはスピンオフで、読み終わって解説を見るまで分かりませんでした。

設定が異なるような、と疑いはしたのですが。

というわけでしっかり違う本を読んでしまいました。

 

最初のうちはなかなかしっくり来ず。

この厚さとしては少々時間がかかってしまいました。

でも慣れて来ると登場人物も分かり、さくさく読めるように。

途中ちょっとハラハラしたりして。

そしてこの本も続きがありそうなので、本編と一緒に楽しみたいです。