『探偵小石は恋しない』 森バジル著 小学館

 328p

 

ネタバレ厳禁。驚愕体験の本格ミステリ! 

小石探偵事務所の代表でミステリオタクの小石は、名探偵のように華麗に事件を解決する日を夢見ている。だが実際は9割9分が不倫や浮気の調査依頼で、推理案件の依頼は一向にこない。小石がそれでも調査をこなすのは、実はある理由から色恋調査が「病的に得意」だから。相変わらず色恋案件ばかり、かと思いきや、相談員の蓮杖と小石が意外な真相を目の当たりにする裏で、思いもよらない事件が進行していて──。 

【編集担当からのおすすめ情報】 
『ノウイットオール あなただけが知っている』で松本清張賞を受賞し話題をさらった新鋭・森バジルさんの、衝撃体験を約束する本格ミステリが誕生しました。予想を木っ端みじんに打ち破る華麗な推理の数々がとにかく気持ちいい! 伏線もキャラの魅力も恋愛も大仕掛けもてんこ盛りの傑作ミステリを、絶対に、絶対に事前情報なしでお楽しみください。 (amazon)

今話題の本です。

あまり単行本は買えないのですが、この本は勢いで購入してしまいました。

そしてついに読み始めたのですが、なぜここまで支持されるのかが分かりました。

登場人物が個性的で、飽きがこないです。

依頼される案件も恋沙汰ばかりで、名探偵の推理とはいかないものばかり。

 

ただある意味からこの本の中盤が最高潮と言えるかもしれないです。

あまり詳しくは書けないのですが、本格ミステリとも言えます。

予想を木っ端微塵に打ち破るかどうかは、読者の経験と推理力によるかも。

そこはハードルをあげすぎないほうが良さそうです。

でも伏線回収は見事ですし、ちゃんと納得の行く結末です。

 

大好きなBooktuberさんのほんタメで紹介されていました。

また本屋大賞にもノミネートされていたので、目にしている方も多いでしょう。

この本を凌ぐ大賞受賞作はどれほど面白いのでしょう。

そちらも読みたいのですが、図書館はもうすでに予約数500以上です。

この春は買いすぎているので、しばらく単行本は控えないと。

意外と順位が低かったので、評価は分かれるのでしょうか。

とても読みやすいので、週末に読むのにピッタ入りな一冊です。

 

『謎の香りはパン屋から』 土屋うさぎ著 宝島社

 256p

 

第23回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作

クロワッサン、フランスパン、シナモンロール、チョココロネ、カレーパン…
焼きたてのパンの香りが広がる〈日常の謎〉ミステリー!

選考委員絶賛!
「全体を包む空気感が魅力的」――大森望(翻訳家・書評家)
「おいしそうなパンの魅力で読ませる」――香山二三郎(コラムニスト)
「読者のもてなし方を分かっている」――瀧井朝世(ライター)
「決め手は、この味わいの心地よさだ」――吉野仁(書評家)

(あらすじ)
大学一年生の市倉小春は漫画家を目指しつつ、大阪府豊中市にあるパン屋〈ノスティモ〉でアルバイトをしていた。あるとき、同じパン屋で働いている親友の由貴子に、一緒に行くはずだったライブビューイングをドタキャンされてしまう。誘ってきたのは彼女のほうなのにどうして? 
疑問に思った小春は、彼女の行動を振り返り、意外な真相に辿りつく……。パン屋を舞台とした〈日常の謎〉連作ミステリー!

初めての作家さんです。

ずっと積読になっていたのですが、ふと読みたくなりました。

美味しいパンを食べながら、のんびりと読みたくなる一冊です。

大きな事件が起こるわけではありません。

でも主人公の推理力はわずかな違和感を的確に捉えて、真実に導きます。

 

予想がつく謎もあります。

それでも多くのファンがいるのは、丁寧に描かれているからなのかなと感じました。

続編が書店に並んでいるので、次はどんな謎なのかなと興味があります。

解決することで、関わっていた周囲の人たちが少しずつ救われて行きます。

さくさく読めるので、仕事の合間や通勤途中で読むのに向いています。

 

『のだめカンタービレ5』 二ノ宮知子著 講談社

 188p

 

学園祭には仮装オーケストラで臨むことに決めて、衣装作りに余念のないSオケ・メンバーに、ちょっとイヤなお知らせ。千秋は師匠シュトレーゼマンとAオケで出演するので、Sオケには合流しないらしい……。知らせを聞いて、気合の入るSオケと、帰国の迫った師匠との最後の共演に燃える千秋。それぞれ期するところありつつ、いよいよ前夜祭に突入! 大人気クラシック音楽コメディ!!

小説の合間に漫画を少し。

仮装オーケストラのシーンが好きで、この場面は読み返してしまいます。

特にのだめの衣装というか着ぐるみは真剣に作ろうかと検討したこともあります。

まさにコメディ要素満載です。

でもこのコミカルな部分を支えているのは、しっかりとした音楽というところが良いです。

 

指揮者の役割もよく分かりましたし。

この巻に限らず、出て来るピアノ曲は弾きたくなります。

もちろんもう指が動かなくなっていますが、それでもトライしたことがあります。

あまりにも出来なくなっていて愕然としましたが。

この漫画がドラマ化された頃、電子ピアノでオケと合わせられるソフトがありました。

一部しか弾けませんでしたが、それでも高揚感がありました。

部屋の片隅に追いやられている電子ピアノですが、ちょっと弾きたくなってきました。