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中学校の試験が目前に迫ってきました。クラフトワークの生徒たちも、それぞれが真剣に取り組んでいるところです。中学以降のレベルの高い世界というのは「自分のことを自分でする」がとても大切です。もしそれをしなかったら「 自分で責任をとる」ことになりますが、まだ「自分のことを自分でする」が弱い子もいますし、或いは、どんどんレベルアップしている意欲的な生徒もいるので、先生たちが補習を組んで理解や記憶を援護しています。また、試験前は土日を含めて出来るだけ自習室を開放していますので、こちらを利用することも出来ます。家にはTV、ゲーム、漫画、PCなどの誘惑物が多いので集中して頑張るのは大変です。自分で自分に指示を出し、積極的にクラフトワークの自習室へ足を運んでください。さて、それでもいよいよ試験が近づいてくると、普段以上に家で勉強すべき場面がどうしても増えてきます。「すべき」だと頭ではわかっているのになかなか体が動かない、そんな経験をしたことが誰でもあるでしょう。そこで家庭学習をする際の重要なテクニックを1つお伝えします。 家庭学習は、「嫌なものから始めない。」が大切だということです。家で勉強をする際に、何が大変かといって始めるのが1番大変です。その大変な「最初」の部分に嫌なものを置こうとすると、どうしても始まりにくくなります。たとえば社会が苦手だからといって「今日は社会を勉強しなきゃ」となると、勉強から逃れる言い訳がなぜか次々と思い浮かびます。「あ、そういえば○○さんに電話しなきゃいけなかった。」「ちょっと運動不足なので走ってこよ。」 これでは勉強が始まりません。家で勉強する時は、嫌なものから始めるのでなく、1番好きな科目から始めたらいいのです。「始めること」が最も大変なので、始めやすいようにしてやるわけです。或いはまた、計算や漢字練習のような「作業的要素のあるもの」をはじめに持ってきてもいいと思います。たいして考えなくても進むようなものです。それで次第に集中力が増して来たら、そこで苦手な「すべき勉強」に切り替えていくのです。皆さんは、激しい運動をする前に準備運動が大切なことを知っていますね。音楽家も、コンサートの前に準備運動のような演奏をよくするようです。運動でも音楽でも必要な「準備運動」は、勉強でもやはり必要なのです。「(家庭学習は) 嫌なものから始めない。」 ぜひ意識してやってみてください。なお、朝起きる時もそうですが、始める際には、「始めるか始めないかを(自分に)考えさせない。」を心掛けてください。「起きようかな」「でもちょっと体が重いな」「疲れているのかな」「もう少し寝た方がいいかな」などど考える余地を与えると失敗します。ガタガタ言わずに「とにかくまず始める」のです(笑)。きっと出来るはずですよ。
上級者向けに少し補足をしておきます。集中して勉強が出来ている時は、実は「気分転換をしない方が楽」なのです。勉強は「始める」のが最も大変なので、そこに1番大きな壁があります。ですからせっかくその壁を乗り越えて集中していたのに、「1時間たったのでちょっと休憩」とかいってTVを観たりすると、戻ってくるのが大変になるわけです。「体」はある程度の間隔で休憩を必要としますが、「頭」は驚くほどスタミナがあります。「体」のために軽いストレッチなどを時折する一方で、ストレッチや入浴の最中でも「頭」は気分転換をせず勉強のことを考えていた方が楽です。ぜひ経験してみてください。「体」には休憩をさせ、「頭」には気分転換をさせない。「気分転換は良いこと」というのが常識になっているので意外かもしれませんが、レベルが高くなってくるとわかる本当の話です。
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