毎度お世話になっております。
兵庫県南西部より、田舎の修理屋のキヨシがお送りいたしております。
体調はまずまずと言う感じを受けてはおるのですが、
やや覇気がないのは、やはり体調なんですかね、心配してくださった各位の皆様誠にありがとうございます。
しかし、求人出したところで人が来るとは限りませんね。
この時期は工場がややすいていますので、平和に過ごせておりますが、
これが忙しい時期になると、ちょっとつらいなあ、と、空を見上げつつ、
から揚げをかじる、今日のお昼休みでした。
まあ、セナアカン仕事がこなせるというだけで、本心は、
もっとガーッときでゴォオーと余分なことも出来そうな、エナジーがほしいですよね、キヨシです。
今回の修理は、マツダボンゴ、コモンレールジーゼルの最初のころの車です。
駐車場にオイルが漏れる旨でご相談を受けておりまして、一度は漏れ止め液の注入で様子見をしたものの、あんまりパッとしないので、きちんと直しましょうか、という話です。
最初は、エンジンの、クランクシャフトの後ろ、リヤシールからのオイル漏れかと思っていたのですが、
どうやらオイルフィルターのブラケットからのオイル漏れの様子です。
最近のジーゼルエンジンは、エンジン主機にまとわりつくように、補機がくっつきまわっているので、いざ何かさわるにしても大変です。
ターボを外して、
かんじんのところまでやってきました。
オイルフィルタブラケットを見てみます。
パッキンが、熱によって硬くなっていますね…
なんか、粉っぽいものがたまっております。
これが本当の、スラッジですね。
インジェクションノズルの不調や、触媒の劣化等、調子を崩しやすいエンジンだけに新車からきちんとオイル管理がなされてきた車というのに、いざ部品を外してみますと、こういうカーボンの体積があることに驚きです。
従来の感覚ですと、実はタペットカバーめくったとしても、あんがいジーゼルエンジンって、ガソリンエンジン車よりきれいな事も多いいので、こういうのはあんまり経験がないかもですね。
新規制ジーゼルばかりさわってらっしゃる工場の方なんかは、ごく慣れた事なんだろうなと思いつつ、掃除をします。
やはり、
大量のEGRの導入が、オイルに対する、汚れを呼び、かつ、排ガス規制的にも、
黒煙を外に出せない分中に貯めこまにゃいかんのだろうな、と、納得するものもあります。
後は一つ一つ、きれいにあたり面を清掃して、新品のパッキンで組みつけていきます。
ターボチャージャーがつきました。
パッキンだけでなく、ねじに関しても、すべてとは言いませんが、気に入らないものは新品に交換します。
正しい、トルク管理のためのその一でもあり、
次回ばらすときに、困らないためでもあります。
写真はここで終わってしまって尻切れトンボではありますが、
無事に組み上げ試運転のち、お納めさせていただきました!!
ご入庫ありがとうございました!!