レガシイアウトバック 減速中ガクッとなる。 | 修理屋キヨシのブログ/武内自動車整備工場

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はじめまして!兵庫県たつの市揖西町で車の修理屋をしているキヨシです!日々のいろんなことを書き連ねたいと思いますので、どうかお付き合いくださいね!

ざっくりと夏らしいお天気に、ムレムレのキヨシがお送りいたしております。

ここ最近、100均のバンダナ、に、こっております。

汗が目に入ると、汁になって、仕事に差し支えますので、

今まではウエスをねじって頭に巻いたりしていたのですが、最近のウエス、

 

特上白メリ、って、やつなんですけどね、

 

焼き肉臭かったり、

野生臭かったり、

何とも言えず臭かったり、

匂いがすきっとしませんので、

ちゃんと買うようにいたしました。

 

焼き肉臭いときは、ちょっとご飯が進みそうだったのは、否定はできないキヨシがお送りいたします。

 

 

 

「信号なんかで、減速して、止まりぎわ付近で、ショックがある。」

という症状で、入庫の少し前から、相談を受けていた、レガシイアウトバックです。

 

そのキーワードから考えられるのは、

オートマチックトランスミッションの変速が、おかしいか?

プロペラシャフトなどにガタがあるのか?

デフや、ミッションの、マウントのへたりか?

 

 

いろいろ想像はできるのですが、

電話での相談と、そこからの問診による現状確認では、それ以上先に進めず、症状が、頻繁に出るまで、様子見としていただいていた車ですが、

 

症状の発生頻度が増えてきたということで、入庫いただきました。

お客様と同乗の試運転で、なんとなく、これかな?ぐらいの症状が出たので、そのままお預かりし、

 

お客様が帰られてから、再びエンジンをかけて、試運転するも、症状が出ない。

 

そういうプレイ、ありますよねー

 

 

なんて思いつつ、マニュアル操作モードで、変速しつつ、試運転をしていきまして、

 

ぜんっぜん、ミッション調子ええなあ、と思う、走行距離は、170000キロ。

エンジントラブルも今まで全くなく、消耗品だけの交換で、ここまで来ている優等生です。

 

なんとなく、減速時のエンジンのタコメーターの動きに、不穏なものを感じましたので、

ちょっとスロットルバルブを点検することにしました。

 

トヨタや、スズキ、日産などで、よく聞く、アイドリング不調ですが、あんまりスバルは、そういうトラブルが出にくいような気がします。

 

元々、アイドリング制御用にISCVや、AACと呼ばれるような、別のエア通路があった世代の時から、そういう感じがしておりますので、

メーカーとして、余裕を持たせた、機械設計、制御設定がなされているんだろうなあ、と思います。

 

そこにかまけて、あんまり、この車においては車検などで、スロットル周りの掃除をしていなかったかもしれないなんて思いつつ、電子制御スロットルバルブを覗きこみます。

 

掃除し始めの状況ですが、結構汚れていました。

 

大体掃除が終わってきたところ。

なんか、

「もっときれいに掃除しろよ、」

って言われそうな具合ですが、

あんまり洗浄スプレーを吹き付けすぎて、肝心なところのコーティングを落としてしまったり、

吹き付けた洗剤が、なかの基盤なんかに到達してしまって、制御部分を壊してしまう事例を耳にしますので、

 

あらかたは、軍手を履いた指に、きつめの洗浄スプレーをシューして、中をまさぐって掃除します。

大体できましたら、タイホーコーザイの、

電子部品洗浄剤で、

ふんわり、掃除します。このデリカシー大事。

普通のパーツクリーナーもちょっとお勧めできません。

 

症状としては、

エンジンブレーキの時の「燃料無噴射」から、エンジン回転数と車速がおち切り、イドリング制御に移行して、燃料噴射が再開するその瞬間、

の、制御がうまくいってなかったので、

 

トン、と、押されるような、ショックが感じられたんだろうと思います。

 

そうして試運転しますと、なんだか、通常の減速でも調子の良さを感じることのできる出来栄えに。

アイドリング制御などは、継時変化に対応するように、してありますが、減速時の時の制御などは、その限りにないものもあるのかもしれない、なんて思いつつ、

 

ミッション交換などの、高額な修理にならなくてよかったと、

ほっと胸を撫でた、キヨシがお送りいたしました!!

 

ご入庫ありがとうございました!!