戸倉峠長いトンネルを抜けた先の旧道。
場所を仕切りなおしたこちらでは積雪が深く、チェーンの装着が必須となりました。
今回の内訳ですが、
先頭ＳＪ３０フロントチェーン
２番手ＪＡ１１スタッドレス
３番手ＪＢ２３リヤチェーン
最後尾ＨＤＪ８１フロントチェーン
とならんでの突入。軽い車が先頭に立ち、スタックしたら後ろの車が助けます。
基本どうりです。
果敢に雪にぶつかって押しのけようとするＳＪ３０。しかしながら持ち前のアンダーパワーに苦戦。こういう状況では、少しののぼり勾配も明らかな差となって車の行く手を阻みます。
１００メートルほど進んだところで橋の上に来たのですが、端の上は特に雪がさらさらで深く、２ストジムニーではしんどくなってきたので、ＪＢ２３が先頭に立ちます。
少々重い車に変わったからといって劇的に雪を押しのけて進めるわけは無く、一進一退。
雪質が軽くさらさらでなかなか踏みしめられない。小麦粉の上を走っているような感覚です。
ずっぽりはまって動けない車と、スタッドレスタイヤでは牽引するトラクションが得られないので、２台で牽引しちゃうの図です。
図中真ん中のＪＡ１１はスタッドレスタイヤでチェーン無しのため終始苦戦。
もぞもぞしながら、先頭をもう一度ＳＪ３０に替わりながら、ゆっくり確実に歩を進めていきます。
歩いた方が早いかどうかの問いは愚問。
橋のあるたびに雪が深く、苦戦を強いられています。
自分のランクルも、先だった３台のジムニーが足がかりを作ってくれているにもかかわらず、一進一退です。
自分の車は一番重たいので、スタックは許されません。慎重に、慎重に。
そうして行き着いた待避所つきであろう少し広い場所で時間は丁度お昼の１２時。
メンバーの帰りたい希望時間の兼ね合いからここいらが潮時の感じを受けてとりあえずここをキャンプ地とします！
焚き火で雪の中を歩き回って冷えた足を温めます。
昼食はもちろん鍋！
手間を惜しんだので、マックスバリューで買った湯がくだけのお手軽セットのちゃんこと寄せ鍋を２つづつのミックス鍋！これにブタバラを追加して腹ペコの男子の胃袋に対応しました！
後は少々のお稲荷さん！マックスバリュー様様です。
指が写って失礼！
丁度に、今まで薄暗く、小雪が待っていた空からも晴れ間がのぞきます。
さすがお昼です。
自分たち以外は誰もいない雪景色の中、皆で囲む鍋はイイネ！
仕上げの麺もイイネ！この大自然独り占め感が好きです。
昼食が終わり、片づけをしながら食後の一杯。甘酒を湯煎しております。
この数年、甘酒がとてもおいしく感じるようになりました。昔は生姜臭くて苦手でした。
この写真の奥のカーブで休憩しておりました。
かたづけも終わり下山いたします！順番は上りと同じ。
出発を見計らうように雪が降り始めます。
くだりなので、重力の助けもありらくらくムードで下山と思いきや…
雪量の多いい橋の上で又自然が牙をむいて来るのでした。
くだりで進みやすいにもかかわらず雪の量が多くてスタックした場合、その判断が少し遅れてしまうともうどうにもならないスタックです。
のぼりのように踏み固めた足場も無く、デフとフレームが雪に乗っかってしまいました。
帰りしにこれかと思いながらスコップを持ち出して腹下の雪をどけます。
ある程度雪をどけましたら２台で牽引。
チェーンを履いている場合、少しのきっかけをつかむ事が出来たならそこから自力で動く事ができる事が多いいです。
なんやかんやとしながらも皆無事に非日常の世界から現世へ帰ってまいりました！
ここでチェーンを外し、牽引ロープをしまい、とりあえずの帰り支度をします。
今回、偶然に話しかけられ行動を一緒にした地元の「西君」のマシンです！
改造箇所がいろいろ満載すぎて、かえって整備屋の自分はノーコメントな感じですが、相当な改造が施されております。
「車壊すまでいかな気がすまんのですよね～」のコメントに若さを感じました。
もう自分たちは落ち着いちゃったので、車壊したくないです。
この後、道の駅はがであったかい珈琲を飲んで休憩。お土産なんかを買っちゃったりしながら帰路に着くのでした！
今回のスノーアタックもパウダースノーでイイネ！！
皆様お疲れ様でした！
新年早々楽しませていただきました！