投資信託の分配金には普通分配金と特別分配金とがあります。
この二つがあるという事を把握しておく必要はあるでしょう。
この違いは、普通分配金は課税の対象となり、そして特別分配金は課税の対象とならないという事です。
税金がかからないというと非常に便利だと考えるかもしれませんが、その理由を知れば特別分配金が不要だという事もわかると思います。
そのためには基準化学との関係も知っておく必要があるでしょう。
一般的には、投資信託が分配金を出すときには、株式の配当金や債券の受け取り利息の中から分配されることが多いでしょう。
これは何も問題がありません。
しかし、基準価額が購入したときよりも下がっている場合には、分配金をもらっても利益を得られているわけではないでしょう。
自分の資産を取り崩しているだけなのです。
ですから、これに対しては課税されないのは当たり前でしょう。
このように、特別分配金は利益が生じていないにもかかわらず分配されるものなのです。