シドニー列車の旅、その2 災い転じて | 子育て終了、海外にいこう!・・・オーストラリア、ブリスベン

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ブリスベン37年。
子育ても仕事も終わり、毎日の暮らしをゆっくり楽しむはずが、
なんの因果か、そうではない…

シドニーからの帰りの列車は、

ブリスベンのローマストリート駅(長距離列車の発着駅)に着くはずでした。

 

降りたい人が降りられなかった事件のあとは、

順調に北にむかって。

 

 

 

ところが、

田舎の、だだっぴろい丘陵地帯、

あかりも見えないようなところで、

 

列車が停まりました。

 

 

駅じゃない。

で、少し、バック。

 

アナウンスがあって、

 

風で倒れた木が線路の上に。

列車の損傷はなし。

チェーンソーを持った人が来るまで、待つとのこと。

 

 

さいわい私は友だちと一緒だったし、

まわりの人とも意気投合って感じで、

それほど待ち時間が苦にならず。

 

コーヒーか紅茶を無料で提供するとのアナウンスで、

車内の売店までもらいに行きました。

 

 

窓の外に、

こちらでユート(UTE) と呼ぶ小型のトラックが前から走ってきて、

方向を変えて立ち去って、

列車は動き出しました。

 

トラックの荷台からは木の葉がのぞいてました。

 

列車が立ち往生していたのは約2時間。

 

 

ふつうなら、2時間も遅れて、どうすんのよ、と怒るところでしょうが、

これがラッキーでした。

 

ブリスベンの到着予定時刻は朝の4時前。

まだ暗くて、たぶんバスや電車も動いていない。

 

暗いところ歩くのは物騒だし、

駅で待つしかないか、と友だちと話していたのです。

 

 

2時間遅れで、そのままだと朝のラッシュに突っ込むからでしょう、

行きに乗り換えたカジノ駅で、列車はおしまい。

ブリスベンまで乗客を運ぶバスが待ってました。

 

「カジノからバスに変更だよ」というアナウンスは、

やったんでしょうが、

私には理解できず、

ちゃんと言ってくれよとちょっと腹を立てましたが、

 

乗務員が、ぐっすり寝てる人も起こして、

みんな下車。

 

 

カジノからブリスベンまで、

列車はカイオーグル(Kyogle)という駅で停まるはずですが、

乗降客がいなかったのか、

ブリスベンに直行でした。

 

途中、朝の渋滞がありましたが、

2時間ぐらいで、朝8時頃、ローマストリート駅到着。

 

 

ほんと、何が幸いするやら、というできごとでした。