きょう、私より少し年上のご夫婦と話していて、
老齢年金をもらっていないと発見!
ダンナさんは電気工事、奥さんは看護師でした。
高所得ではなかったでしょうから、
てっきり年金をもらってると思ってました。
年金がないから、ダンナさん、まだ、電気工事をしているって。
毎日、テレビの前に座ってんのじゃないかと思っていたのです。
オーストラリアに移住したのは、私と同じ頃、
35年くらい前です。
昔は、家が安かったので、
がんばって、住んでる家以外に、
もう1軒買ったようです。
前は、そこに息子が住んでいたそうです。
今、息子は海外で働いているので、
誰かに貸して、家賃をもらっているって。
家はメンテナンスにお金がかかるでしょ、と、
自分たちの古い家の状況を鑑みて尋ねたら、
そうだと言ってました。
たとえ、家賃が入らなくても、
あるいは修理費で持ち出しになっても、
資産(この場合、自分の住処以外の家)があると、
年金をもらえる資産額を超えてしまいます。
若い頃から、ふたりで一生懸命働いてきたのに、
年金がもらえないって、そんなのあり?!でした。
ダンナさんは自営ですから、
勤務先が払い込んでくれる、
Superannuationってのもおそらくないでしょう。
Superannuationは日本の厚生年金制度に似てますけど、
いくら貯まったかわかるし、
退職年齢になったら、自由に引き出して使えます。
会社が代わりに積み立ててくれるようなものです。
昨今の家の値上がりで、
家の安い頃、もう1軒買うという頭があったら、
今頃は左うちわだったんじゃないか、残念、
と思うこともありますが、
(あの頃は、日本の家の値段の3分の1くらいでした)
そういう頭がなかったおかげで、
満額ではないものの、
私は年金をもらえています。
(日本で9年ほど働いた年金収入があるので、減額)
何がさいわいするやら?
しかし、
働かなかった人はもらえて、
(生まれてからこのかた、全然働いたことがなくても、
オーストラリアの年金はもらえます)
まじめにこつこつ働いて税金を収めた人はもらえないって、
変な国?
少なくとも、日本の伝統的な概念からは、ずれてる。
まじめな、勤労意欲のある人は、貯金もするだろうから、
国の助けはいらないだろってことでしょうか。
世界のほかの国のシステムを調べてみたら、
おもしろいでしょうね。
こういうオーストラリアみたいな国が、
ほかにもあるのかどうか。
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