新聞の連載小説 | 子育て終了、海外にいこう!・・・オーストラリア、ブリスベン

子育て終了、海外にいこう!・・・オーストラリア、ブリスベン







ブリスベン37年。
子育ても仕事も終わり、毎日の暮らしをゆっくり楽しむはずが、
なんの因果か、そうではない…

こちらの新聞には、日本みたいな連載小説はありません。

しかし、地元のクーリア・メール紙は、新年のこの時期に、毎年、Matt (Matthew) Condon というヒトの書下ろしを毎日見開き2ページに載せてくれます。たぶん2週間、月から金まで、10回連続でしょう。

クーリア・メールは数年前に版が小さくなって、タブロイド版、つまり日本の夕刊フジのサイズになったので、2ページといっても、元の1ページです。

脱線しますが、半分サイズになったのは便利です。電車の中で読むわけじゃないですが。

食卓に広げておいても、(うちの家では一日中たいがい広がってます。)まだ他の部分が使えます。これが倍のサイズだと、無理です。

この数年の連載は、すべて同じ主人公です。退職したシドニーの刑事で、ゴールドコーストを経て、今はブリスベン住まいという設定です。

だから作者もそのぐらいの年かと思っていましたが、Matt Condon は1962年生まれだそうで、なぬ、私より若い!、ブリスベンに住んでいるそうです。

今年の話は、最近クイーンズランド州に導入された、Bikie (=暴走族)取り締まりの法律関連です。問題の暴走族はみんなで走るだけでなくて、日本の暴力団みたいに裏の稼業があるようです。

だから取り締まるんだ!と州政府は勢い込んでいるのでしょうが、ちょっとどうかなあと、善良な市民 (いやまだ日本国籍ではありますが)の私でも首をかしげるところがあります。

暴力団にも人権ありますよね。

今回の話はタイムリーにそこをついてくれていて、私、Matt Condon のファンになっちゃいそう。

かなり思い切ったお話で、この取り締まりに夢中の検事総長をあけっぴろげにからかってる部分があるんですが、大丈夫なんでしょうかねえ。

警察に目つけられませんかねえ。もしかして検事総長と仲良しなのかもしれませんが。

反対に、バイキーにサポーターと間違われて寄って来られても困りますよね。

私の気持ちを代弁してくれて、痛快で、とっても楽しんでるのですが、来年もMatt Condon の小説を読めることを祈ります。ハハハ