徒然なる読書日記、たまに映画日記 -10ページ目

『Disney's クリスマス・キャロル』

今から160年前、世界を変えた1冊の本、チャールズ・ディケンズの「クリスマス・キャロル」。
ディズニーがこれを完全映画化!!!

クリスマス・キャロル (竹書房文庫)/チャールズ・ディケンズ

¥650
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感想
予告編が面白そうだったので、かなり期待して見に行きました。

まず映像に関してはさすがディズニーですね。
人物の表情、精霊たちの描画、景色、どれをとっても素晴らしい。
CGアニメで絵が気に入らなくて感情移入できない映画は結構ありますが、そんな心配はいらない出来になっていると思います。

内容に関しては、少し人物や背景の描画が物足りない気もしましたが、
子供が楽しめる映画という製作側の判断なのかなとも思います。
それに、映画の全体的な雰囲気や分かりやすいメッセージのおかげでそんなことはあまり気にはならないようになっていて、このあたりも脱帽です。

物語の伝えるメッセージには「キリスト教的な人間愛・博愛」の精神が色濃く出てますので、苦手な人は苦手かもしれませんが…

ちなみにこの物語が描かれた時代は、イギリス帝国が経済発展の成熟期を迎えていて、激しい所得の格差を生み出していた頃です。
ディケンズは貧しい庶民の側に立ち、世間に波及効果のある分かりやすい「物語」という形でこのメッセージを世界に発信しました。

そして現在、先進国の経済発展の速度は鈍化し、所得格差が生まれています。
このタイミングで今度は「映画」という形で発信されたこのメッセージ。
経済の形や思想は多様化し、昔のように世界を変える(ディズニーはそう言ってます)事が出来るかどうかは分かりません。
それでも子供には見せてあげたい映画だと思います。

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『メゾン・ド・ヒミコ』

いわゆるゲイのお話です。
オダギリジョーが本物か?と思うくらいゲイっぽかった。

メゾン・ド・ヒミコ 通常版 [DVD]

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あらすじ
ある雨の日、塗装会社で事務員として働く24歳の女性、吉田沙織のもとに一人の若い男性が訪ねてくる。岸本春彦と名乗るその男性は、沙織が幼いときに家を出ていった父、照雄の現在の恋人だという。有名なゲイバー“卑弥呼”の二代目を継ぎ成功した照雄は、その後店を畳んでゲイのための老人ホーム“メゾン・ド・ヒミコ”を建て、運営していた。春彦は、その父が癌で死期が近いことを沙織に伝え、ホームを手伝わないかと誘う。自分と母を捨てた父を許すことができない沙織だったが、破格の日給と遺産の話しに心動かされ、ついにはホームへとやって来る…。

監督・出演
監督:犬童一心
出演:オダギリジョー、柴咲コウ、田中泯、西島秀俊、歌沢寅右衛門、青山吉良、柳澤愼一、井上博一、森山潤久、洋ちゃん

感想
いつも思うのだけれど、ゲイの人って強い。
いや、強くならざるを得ない。
特に、顔が男性よりな人。
要するに、オダギリジョー意外の登場人物たち。

他人には理解されにくい道だから生きていくだけで苦労が多いと思う。
そういう自分もゲイではないので、この映画のどれだけを理解できたのか微妙ではある。
あまり心理描写が無い(と個人的には感じた)映画なので結果から全てを読み取っていく形になる。
それが狙いなら素晴らしいと思う。

別に、監督はゲイの地位の向上のためにこの映画を作ったわけではないと思うけど。

邦画によくあるこの「良くわからない雰囲気」は結構嫌いではない。

そのくせラストの分かりやすさが妙に気に入ってしまった。

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『リクルート事件・江副浩正の真実』 江副浩正

リクルート事件の発端から捜査、裁判までを張本人である当時のリクルート会長江副浩正さんが書かれました。
なんとも生々しい内容となってます。

リクルート事件・江副浩正の真実/江副浩正

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リクルート事件。正直まったく詳しいことは知りませんでした。
あ~リクルートが悪いことしたのかなぁと笑
ところがびっくり!
この本を読むと、リクルートの何が悪かったの?って絶対思うと思います。

結局のところ、メディアがリクルートの株譲渡を異常に報道した結果、特捜がもう誰かを起訴するしかなくなってしまったっていう感じ。
その結果、リクルート関係者や政治家たちが被害を受けた。
そんな事件です。

全般を通して特捜のひどい事情聴取が目立ちますが、それよりやっぱりメディア主導の事件が一番危険だなぁと感じます。
マスコミはこの事件の真実を知っているはず。
なんせ自分たちで仕組んでいるのだから。
それなのに、今でもマスコミ主導で物事が進んでいるように感じます。
ここ最近の政権はマスコミが持っているようだ笑

そういえばリクルート事件の時も自民が大敗して政権を手放してますね。
なんとなく状況が一致するこのタイミングで良い本を出したもんだと思います。


ちょっと話が横道にそれましたが、本の中で刺さったセリフ等を紹介しておきます。
「なんと言われようと俺たちは、日本の産業界や教育界に対して有益かつ重要な仕事をしてきたのだ」
こういって働いていたいですね。

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