思考に囚われている時って、
ひとつの欠点にばかり目を向けて、
気づけば全体を否定してしまう
そんなことがあります。
まるで携帯のフィルター越しに景色を眺め、
本当の色や光を見失ってしまうように。
思考もまた、
切り取られた一部に囚われれば、
視野や可能性は狭まり、
全体(=自分)を見失ってしまいます。
真面目な人ほど、
この「ひとつの欠点」に縛られ、
苦しくなってしまうかもしれません。
ここは思考そのものより、
「今どんな世界を創りだしているんだろう?」
と、全体で見直してみることを、
おすすめします。
——今、あなたの世界は、
ひとつの欠点も許されないような世界?
それを本当に許さないのは、誰なの?
思考は本来、とても自由なものです。
けれど無意識では、不自由を選んでしまう。
思考が不自由であれば、
現実もそのように映しだされます。
どうして、不自由を選んでしまうのでしょう。
それは、人にとって「変化」が、
ときに脅威のように感じられるからです。
慣れ親しんだ自分や環境から離れることを、
脳はまず「恐怖」として処理します。
そのとき、無意識の中では
「現実が変わることへの抵抗」
が生まれるのです。
抵抗が湧いてくるのは、
恐れ(=誤解)があるということ。
そして同時に、思う以上に
「今の自分への愛着」もあるものです。
その恐れや誤解をほどいていくことで、
思考は本来の働きを取り戻します。
全体を見渡しながら、
自由に選び取る感覚が戻ってくるのです。
それは、ただの気休めではなく、
日常の中で「確かな違い」として
感じられるものです。
映画『アフター・アース』の中で、
こんな印象深いセリフがあります。
「危険は現実だけど、
恐れは物語だ。」
ウィル・スミス演じる父が、
息子に語りかけるシーンです。
(本当の息子さんです♡)
同じように、
私たちが恐れているものの多くは、
心が創りだす“物語”ともいえます。
だからこそ、
目の前の現実にとらわれず、
いろいろな視点(可能性)から
現実(=今)を眺めていきたいですね。
そのプロセスを深めていくのが、
セッションでご一緒していることでもあります。
思考は自由なんだという世界へ——
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