エブリコ車中泊キッド【組立編】 | ゆづゆのブログ

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愛犬ミロ(♂)と家族(♂2♀2)が繰り広げる爆笑の日々をご覧ください。

今回の話にはミロは殆ど出てきません。

興味のない方は飛ばしてください。

 

少し日は遡るが、先回、エブリコの

架装キッドを解体した俺は、車検を

受ける為、近所の車屋に向かった。

 

<エブリコ解体ブログ>

 

俺「ミロ。行ってくるね」

俺「ぬぉおお・・」

ミロの「いってらっしゃい」を貰った。

 

5分もかからない近所の工場へ着く。

立会い車検なので1時間もあれば

終わるはずだ。問題が無ければだが。

 

先回見てもらっているので、話は早い。

エブリコが持ち上がる。

なにせ旅を共にしてきた相棒だ。

なんとか車検を通ってくれないと困る。

 

「おぉエブリコよ。汝は車中泊仕様を

解かれ、今まさに商業バンとなって

しまったが、この試練を乗り越えれば

元に戻れるぞよ~」

 

靴を脱ぎ、椅子に膝を乗せ、工場の

窓ガラスにへばり付き、よだれを垂らし

ながら俺は唱えた。

 

整備士が振り返り

「まさか!ゾンビ?この平和な村に

ゾンビが!?こうじょ~ちょ~!!」

と叫び逃げていく。

 

工場長らしき人が、怪訝そうな顔をして、

ブラインドを下げていった。

 

あっさりと車検は通り、エブリコを

ナデナデスリスリしている俺に受付の

おねえさんが、やりにくそうに請求書

を押し込んできた。支払いを済まし帰宅だ。

あいにくの雨だ・・解体は晴れていたのに。

まあ、我が家には数年前にやっと建てた

カーポートがあるので何とかなる。

 

俺「お~い弟子!電ドラもってこい!」

 

俺「お弟子さんなら辞めましたよ」

 

俺「なにぃ!ほんと今のワケェ奴は、

ちょっと言っただけで直ぐ辞める!

・・・ってテメエ誰だ?」

 

俺「パワハラ取締り委員会の者です。

略してPHTIです。ご同行願います」

 

俺「べらんめぇ!俺がパワハラとでも

言いたいのか!横文字並べやがって!

母ちゃん!塩!塩もってこい!」

 

気付くと周りに傘をさしたご近所の

方々が遠巻きにヒソヒソ言っている。

俺は正気に戻り作業を始めた。

まずはサイドの棚を据え付ける。

ここまでは簡単だった。

 

その上に棚を載せてネジ締めだ。

これがどうにも上手くいかない。

上の棚のねじアナがわからないのだ。

外すときは簡単だが、組付ける際

ねじアナが見えない事は想像できなかった。

 

しかしここで強引にやると、絶対どこかで、

ずれが生じねじが入らなくなる。

 

次はつり戸棚だ。今度は棚を支えながら

の作業になる。下からねじ締めなので

不器用な俺はよくねじを落とす。

 

俺「おい弟子!棚支えてろや!」

俺「PHTIです」

俺「テメエは呼んでねえ!」

 

帰りかけたご近所の方々が戻ってきた。

仕方がなく黙ってひとり作業だ。

ねじを拾おうとして棚を頭に落とす。

素人なんてそんなもんだ。あれ?素人?

俺って親方じゃなかったっけ?

 

頭を打っておかしくなってきた。

 

お陰で、今までデートした数々の

美女の顔を忘れてしまった。

 

ん?まてよ?そもそもそんな

いい思い出あった??

ここは誰?私はどこ?

 

ここでかなりの時間を取られた。

(殆ど妄想のせいじゃないか?)

 

このネジアナが探せない現象を俺は

「アナとネジの情報」と名付けた。

 

決して著作権が怖いあの映画ではない。

絶対間違わないように。

 

雨は激しくなるが、ありのままで続ける

事にした。少しも寒くないわ。

なんとか形になった。

あとは細かいものを積みなおす。

 

LEDテープの照明は剥がした。以前

間接照明がお洒落だぞ!と貼り付けたが・・

どう見ても葬式の祭壇にしか見えない・・

あ!俺の葬式はこれを祭壇にしてもらおう!

なんて素晴らしい。遺言に書いておこう。

 

出棺の曲は「レット・イット・ゴー」か?

でも、ありのままの姿を見せたらマズイ

気がする・・

 

「レット・イット・ビー」にしておくか。

確か意味は「なすがままに」だったはず。

ナスがママなら、パパはキュウリだろう。

 

とまあ、段々話がおかしくなってきたので

終わりにする。散々だったが何とか

エブリコも形に戻った。よかった。

 

暑くなる前にまた何処かへ旅に出よう。

その際はまたブログで報告したい。

 

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