ミニチュアダックスフンドは猟犬だ。
ミロにも、もちろんその血が流れている。
夜、ミロと遊んでやるのだが、
ぬいぐるみでわざと挑発する。
「おりゃ！おりゃ！」
すぐさま噛みつく。本能に逆ら
えない。更に激しく挑発する。
「どうだ！どうだ！」
挑発に乗るミロ。負けずに反撃。
トドメの噛みつき。
動かなくなった事を確認し
フィニッシュ。仕留めた！
と思っている・・多分。
と、そこで風呂に入る前の
ムスコーが着替えのパ〇ツ
を落とした。
こういう時ミロは見逃さない。
素早い動きでゲットする。
パ〇ツ、靴下大好きだ。
流石猟犬。早い！飛び付いた！
脳内には運動会の音楽が流れる。
あれね。みんな流れるでしょ？
追いかけるムスコー
俺はゲラゲラ爆笑している。
ほんとは動画で撮りたい。
そう簡単には捕まらない。
おもちゃよりパ〇ツ・靴下が好きだ。
なぜなんだろう？
すんででかわす。上手い！
負けるなミロ！
赤負けるな！白頑張れ！
カメラが追い付かない
部屋中を走る。
そして捕獲された。勝負あり！
スターターピストルが鳴った。
おもちゃ遊びとは全然違う。
楽しそうだ。
風呂に入っていくムスコーを
見送り、ミロは次のターゲット
を探している。
洗濯物を干す時も注意
しないと、持って行かれる。
ハンターミロは今日も目を
光らせているのだ。
次に狙われるのはあなたの
パ〇ツかもしれない。
落とさない様に注意してくれ。
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