・・・つづき
腹巻から出した手付金を、テーブルに叩き付け
「この子はもろてくでぇ!」と意気込んだが、
何の準備もしていない事に気付き、翌週に
お迎えする事になった。
小学生の頃、拾ったワンコを飼って以来、
熱帯魚位しか飼った事のない私は、何から
用意したら良いのか、一から勉強をする
必要があった。
youtubeや、犬の気持ちがわかると言われてる
本などを買ってきて、穴が開く程見続けた。
まずはワンコに居てもらうスペースの確保だ。
家の中でフリーに飼いたかったのだが、
人妻(妻の事です)はそれに賛同しなかった。
ちゃんと囲いを作ってくれとの事で、
まずはリビングの畳コーナーを潰すことにした。
何分時間が無く、急ピッチで用意し始めた。
場所を開ける為、リビングに棚を増設したり、
洗濯干しの移動と買い直し。畳の上にマットを
敷き、囲いはベビーサークルを密林で手配した。
また、いない間ワンコが心配だとの事で、
Webカメラをポチった。
エアコンはつけっぱなし。床暖もいれておくが、
ワンコが快適な温湿度を把握する為、デジタル
温湿度計も用意した。
※色々ぶら下がっているが気にしないでくれ。
そして人妻指示である、脱臭機を研究しぽちった。
とんでもない価格の物(空気犬とか言う奴)を
買わされそうになったが、別の物をプレゼンし、
なんとか費用を抑えた。
こうして、どんどんお金が飛んでいく・・・
俺は白日を歌いな・・違う。白目を剥きながら
「家族が増えるんだぜ?我が家に来て幸せ
だと思ってもらいたいだろ?」
と言い聞かせ、自我を保った。
ムスメーも「この子には絶対親ガチャ失敗
と思わせたくないの」と意味深な事を言っている。
1週間、ペットショップのホームページに「商談中」
と掲載されているわが子を見ながら、準備に
明け暮れた日々だった。
(ホームページは月齢が若い頃の写真だった)
かわいい・・
そして一週間後・・・・
ついにその日はきた。
我々は、そわそわと仕度をし、ペットショップに
向かった。
まだ開店していないペットショップの自動ドアに、
顔を擦り付け、ヨダレを垂らしながら、
まだかまだかと中を覗いていた。
開店時間になり、ドアを開けに来た店員が
一瞬立ち止まった。
「ゾンビ?・・ゾンビが外に?てんちょぉぉお!」
という様な事になるかと妄想をしたが、我々が
人間と気付いたのか、目を背けながらもドアを
開けてくれた。
「おお~いたいた。我が家の新しい家族よ・・
じゃ!そうゆ事で!」と連れて帰ろうとした。
しかし・・
店員が「これから色々と準備とお話しが御座
いますのでこちらへどうぞ」と声をかけてきて、
奥のコーナーに連れていかれた。
人妻が「なんなん?なんか怖い人出てくるん?
ぼったくりペットショップとかなん?」
とソワソワしだしたが、無視した。
ここからが実は一番長かった。
ワンコをお迎えする事が、簡単ではないと
当然覚悟していたが、素人夫婦にとっては
驚きの連続となったのである。
つづく・・・
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