オレはクロスケ。
姉上様の布団はふんわりサッパリ
とした気持ちよい所だ。
夜はいつでもここで一休みする。
朝は寒い時などは布団に潜り込んで
英気を養う。
これに対してご主人様はすぐに
布団を押入れに片付ける。
片付けたって片付けなくたって
同じだ。
オレにとっては押入れに飛び上がる
ことは何のことはない
かえって運動になって面白い。
姉上様はオレを引きずりおろしたら
良さそうなものだがオレに恐れて手が
出せない。
オレに対する憎悪の念は増して
苦い顔で
布団はクロスケに盗られた。
私はまるでロシアに侵攻された
ウクライナだ。
オレは日本の猫である。
5月のオレの庭
5月の駅前花壇