株価下落の今買えば利回り4%超が狙える! | 東京リーシングと土地活用戦記

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高配当を10年以上続ける余力がある株を
株価下落の今買えば利回り4%超が狙える!

高配当株を選ぶ際に重要なのはとにかく減配のリスクが小さいということ。長期で高利回りを得たいならなおさらだ。しかも今は高配当株を買う絶好のタイミング。相場全体の下落により利回りがアップしているからだ。今回は、10万円台以下で買える様々タイプの高配当株を一挙に掲載しているダイヤモンド・ザイ12月号(10月21日発売)からピックアップした銘柄とあわせて紹介しよう。

「利益剰余金」をチェックすれば
企業の本当の「配当の力」がわかる

 高配当株選びのポイントは、買った時点の配当を長期で続けることができるかどうかだ。安定した配当を続ける企業を選ぶコツを、亜細亜大学の名誉教授で公認会計士の碓氷悟史さんは次のように指摘する。

「長期的に利益を積み重ねてきた実績があるかどうか。これこそが本当に長期で高配当を続ける株を見極めるカギとなります」

 その判断材料として、碓氷さんが挙げるのが「利益剰余金」だ。聞きなれない言葉だが、決算短信の連結貸借対照表の「純資産の部」にその記載がある。


 これは、企業が稼いだ利益(当期純利益)のうち、企業内部に蓄積された金額のこと。いわば過去の業績の成果を示すもので、この額が多いほど、その企業が順調に売り上げを伸ばし、長期的に安定して利益を蓄積してきた証となる。さらに利益剰余金は配当を支払う原資となるため、企業が配当を支払う力を測るものさしにもなるわけだ。

 ただし、会社の規模によってこの額は左右されるため、実際の配当力を測る際には利益剰余金を総資産で割った、碓氷さんが言うところの「長期収益力」を見る。この水準が50~60%に達していれば合格ライン。

「利益の蓄積が総資産の50~60%以上を占める企業なら、無借金経営かそれに近い安定経営を継続していくことが可能です。つまり、配当の原資となる利益の蓄積力が高い企業と判断できます」(碓氷さん)

 2つ目の条件として碓氷さんが挙げるのが「本業で稼ぐ力を示す売上高営業利益率が8%以上あること」。この水準を超えれば、利益を稼ぐ力がしっかりしているということになる重要なポイントだ。

配当利回りが約4%の中から
配当が継続できる株を選抜した!

 では、具体的にはどんな株がオススメなのか。ここでは、利益剰余金を実質的な発行済み株数で割った「1株当たり利益剰余金」を1株配当額で割った「配当可能年数」が10年以上のものから、碓氷さんオススメの高配当株を挙げてもらった。

 利回り4%超の高配当株なら、10年で40%の利益が狙える。利回りが約4%と高いものから、配当を長期間維持できる可能性が高い株の代表が藤商事(6257)。藤商事は07年の上場以来、減配することなく、配当維持か増配を続けており、配当可能年数も32年と長い。

 同様に駅探(3646)も高利回りで自己資本比率が高く財務内容も良好。配当可能年数も29年と長い。


 次に紹介するのは増配の期待が高い銘柄だ。