【ホールフーズ】、家畜飼育の格付け!格下げも「そういうことには疎い」ではすまない? | 東京リーシングと土地活用戦記

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Global Animal Partnership's 5-Step Animal Welfare Rating

2011年02月07日

【ホールフーズ】、家畜飼育の格付け!格下げも「そういうことには疎い」ではすまない?

ホールフーズ・マーケットは2日、家畜飼育の仕方で牛肉や豚肉、鶏肉を格付けする「家畜飼育5段階評価システム(The 5-Step Animal Welfare Rating)」を発表した。同社が非営利団体「グローバル・アニマル・パートナーシップ(Global Animal Partnership)」と共同で開発した格付け評価は、ステップ1から最上の飼育法となるステップ5+まで色分けされている。格付けの仕方は、第三者監査機関がホールフーズの取引先となる養鶏場や養豚場、牧場に訪れて各ステップに設けた基準を充たしているかどうかで認証するというもの。例えば、養鶏業者だけでも「檻やかごに長期間入れられておらず、密集された状態にも置かれていない」などのステップ1から、「一度も運送されることなく、生涯同じ家畜業者(場所)で飼育される」ステップ5まで、423の項目条件で評価される。
 「家畜飼育5段階評価」格付けは、国内に展開するホールフーズ291店の精肉部門に導入され、5月9日までにはすべての精肉に格付けされるという。ホールフーズCOOのACガロ氏は「お客様から飼育についての問い合わせをいただいておりました。動物飼育の改善という目的では、今回の格付けほど影響力のあるものはないと自負しています」と語った。

トップ動画:「家畜飼育5段階評価システム(The 5-Step Animal Welfare Rating)」の説明ビデオ。飼育の格付けシステムは、ステップ1~ステップ5+の色分けされた評価となっている。ステップ1の評価をえるには、養鶏場で91の項目、養豚場で118項目、牧場で121の項目条件を充たさなければならない。ホールフーズは家畜飼育の透明性でリーダーシップをとる。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。1週間ほど前、格付け機関のS&Pが日本の国債を格下げし、そのことについて聞かれた菅直人首相が「そういうことには疎い」と発言、日本国内で議論が巻き起こっていました。疎いという一国の首相の発言にも問題はありますが、格付け会社の評価を気にしすぎるのもいかがなものかと思います。格付け会社は非営利ではなく、アメリカでは都合が悪くなると言論の自由をもちだすわけですからねぇ。これまでもアメリカ政府や欧米企業は、自分たちの都合のいいようにルールを作ったり、都合が悪くなるとルールを変えたりしていました。戦いやすいように戦場を変えるのも彼らの戦略です。これまで紹介してきた栄養格付けや今回の家畜飼育5段階評価システム格付けも同じことです。都合のよいルールを作っておいて業界のデファクトスタンダード(事実上の標準)に昇華すれば、我田引水で美味しく利益をいただけますから。

11年1月10日 - 【シーフードウォッチ】、魚介類の持続可能性がアプリに!日本語版はややこしくなる?

ホールフーズの格付けといえば、昨年9月のシーフードのサステナビリティ(漁業資源の持続可能性)格付けがありますね。資源量や漁獲法、漁獲高、海洋生態系への影響を査定し、緑色の「ベストチョイス(best choice)」から黄色の「グッド・チョイス(good alternative)」は、そして赤色の「回避(avoid)」と3色で魚介類を評価するプログラムです。これを開発したモントレー水族館は昨年12月からスマートフォンのアプリでも魚介類の格付けを閲覧できるようにしています。で、このアプリにはユーザーが「ベストチョイス」魚介類を扱うスーパーやレストランを報告できる「プロジェクト・フィッシュマップ(Project Fishmap)」があります。これで他のアプリユーザーがフィッシマップを参考に、サステナビリティな魚介類を買い物(外食)できるのです。すでに近所のホールフーズ(プラザ・エルセグンドSC内)に「ベストチョイス」となっているサーモンなど4種の魚介類が販売されているとなっていました。

⇒ところで、ホールフーズでは5年前、精肉や魚介類の取り扱い基準について「動物思いやり基準(Animal Compassion Standards)」を作っていました。この基準から、活きロブスター販売を停止したほどです。生きたまま輸送させることは、ロブスターにとってはストレス?になり、「動物思いやり基準」に矛盾するとの指摘から取り扱いをやめたのですね。でもねぇ、刺身や冷凍物は販売しているのです。新鮮なロブスターのほうが美味く、美味しくいただくことのほうが、思いやりがあるとおもいますが...さて、「動物思いやり基準」の発展系となる「家畜飼育5段階評価システム」は、ホールフーズと共同で非営利団体「グローバル・アニマル・パートナーシップ」が開発しました。でもこの団体の取締役には、ホールフーズの創業者でCEOのジョン・マッキー氏も就任しています。んー、我田引水?
 今の消費者は、価格の比較やお客の商品レビューと商品情報を検索できる環境にあります。魚介類や家畜飼育の格付けも、商品情報の一つとして加わり、ホールフーズの武器になるのです、と書いている私自身も「コーディネーターの3つの見極め方」など「自分の田んぼに水を引いている!」と指摘されてしまうかもしれません(笑)。

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