★★批判承知で“官僚OB”起用のワケ 郵政疑惑解明の密命か
2009.10.22 ZAKZAK
就任会見で満面の笑みを見せた斎藤氏。その実力は=21日午後、東京・丸の内
日本郵政の新社長に、斎藤次郎元大蔵事務次官(73)の就任が内定した背景が注目されている。亀井静香郵政担当相(72)が「脱官僚依存に逆行」といった批判を恐れず、「ミスター官僚」を起用した理由は何なのか。一連の郵政疑惑を暴く“密命”も指摘されている。
「私はやらない。(疑惑追及は)後任社長が経営していく中で見つけてくれるはずだ。ピシッとやってくれるだろう」
亀井氏は、斎藤氏を社長に内定する前、夕刊フジ記者の「大臣として『かんぽの宿』などの疑惑追及はどうするのか?」という質問にこう答えた。
郵政疑惑は「かんぽの宿」だけではない。
(1)東京・池袋の「旧かんぽヘルスプラザ東京」の信託受益権が、西川善文社長(71)の出身グループである住友不動産にひそかに売却されていた(2)ゆうちょ銀行のカード業務に、やはり西川氏の出身グループである三井住友ビザカードが選ばれた(3)広告会社とのCM関連一括契約--など、国会などで複数指摘されている。
小泉純一郎元首相や竹中平蔵元総務相が進めた郵政民営化の闇。民主、社民、国民新3党は今年5月、東京地検特捜部に西川氏を特別背任未遂罪などで刑事告発した。
斎藤氏起用について、首相周辺は「首相は斎藤氏とは付き合いがない。ただ、小泉・竹中路線と一線を画し、日本郵政というメガ組織を率いる人物としては適任。斎藤氏は官僚OBだが『財金分離』が不可欠だった日銀総裁と、日本郵政の社長は違う」と語るが、政治評論家の浅川博忠氏はその背景をこう分析する。
「斎藤氏はかつて『史上最強の大蔵次官』と呼ばれ、現在でも官界や政界、業界に隠然たる影響力を持っている。当然、亀井氏は起用にあたり、小沢氏と裏で調整したはずだ。2人には『小泉・竹中路線への怨念』という共通点がある。批判を承知で起用したのは、人脈・情報力で突出する斎藤氏に、郵政民営化の暗部を暴き出させる役目を託したのではないか」
毒には、毒か・・・・???

