「国民運動体」設立会見詳報(4)渡辺氏「選挙が近づいた時点に別のかたちでの動きがあるかもしれない」
2009.1.16 産経ニュース
新たな政策グループの結成で記者会見し、質問に答える渡辺喜美・元行革担当相。奥は江田憲司衆院議員=16日午後、衆院第二議員会館
--渡辺氏に聞くが、新党は考えはないのか。江田氏に聞くが、脱藩官僚の会との連携はあるか
渡辺喜美氏「先程来、お話ししているように、この運動と新党構想とは全く別でございます。われわれ、政治家のほうは、政治にどうやって国民目線で国民の声を届けるかということを考えなければなりませんので。必ず今年は選挙がありますから、選挙が近づいた時点、あるいは解散後に、運動とは別のかたちでの動きがあるかもしれませんが、今のところ国民運動を新党につなげるということは全く考えておりません」
江田憲司氏「脱藩官僚の会。ご存じでない方もおられるので、私が代表となり、昨年9月、正式には『官僚国家日本を変える元官僚の会』ということで、霞が関と縁を切った元官僚。ま、一番霞が関の手の内、いろんなことを知り尽くしている人間だからこそ、国民のために少しは役立てることもあるのではないかと立ち上げました。ただそのときに説明しましたけれども、脱藩官僚の会は、特定の個人であるとか、特定の団体であるとか、連携・支持したりする性格のものではないので。今回の国民運動との関連をいえば、組織的関与することはございません。ただ個人的な自由は、縛ってないので恐らくわれわれの趣旨に共鳴してくれるメンバーは個人的に参加してくれることになるのだろうと思います」
--今日の発表をいつごろから準備し、いつ会見を決めたのか
江田氏「まず、渡辺さんと私は実は96年秋、小選挙区制が初めて導入された総選挙で、渡辺さんは当選してこられた。そのときは橋本政権でしたので、私は政治担当の総理秘書官をさしていただいておりましたので、そのころからの知己であります。
ただ、まあ、その後、行革担当大臣として自民党政治の極めて厳しい制約の中であれだけの実績を残されたということで、私も10年前、中央省庁の再編に取り組まして頂き、大蔵省を分割して金融庁を作ったり、経済財政諮問会議を作ったり、そうしたこともしておりましたものですから、私自身、ライフワークで官僚主導の政治を変えていくんだという思いがありましたので、行革担当大臣のときから苦労されているのが本当に手に取るように分かるんですね。その意味で非常に、何といいますかね、シンパシーといいますか、そういうものも覚えました。
それから、皆さん覚えておられるでしょうか。官僚は、強制的に天下りを押しつけている。実は、私が質問主意書を出しました。それはいつもの通り、木で鼻をくくったような答弁かなと思ったら、仰天するような答弁が返ってきて。それを認めたんですね。絶対に霞が関が、天下りは民間から要請されてお願いされていかせているんだと言い張っていたのを、初めて押しつけ型斡旋(あっせん)というものを認める答弁がきた。
後で聞きますと、事務次官会議で4人の事務次官が反対し、本来なら次官会議から閣議に上がらないところを、当時安倍政権でしたけれども、渡辺喜美大臣が主導してですね、事務次官会議をすっ飛ばして閣議にかけた。そのときは、連携していたわけではありませんけれども、そこでは本当に通じるところがあるなという思いがありましたので、昨年の秋くらいですかね…。昨年末に、こういうこととは関係なく同じ同志としていろんな意見交換、情報交換をさせていただいておりました。
それからあの、お二方、江口さんと屋山さんにつきましては、先般、渡辺喜美さんがこういう形でですね、国民運動を起こしたいということで、先般、あれは何曜日でしたかね、離党されたのは。今週。今週離党されたので、晴れて私も一緒にやろうと決断いたしまして、お声をかけたのが今週であります」
江口克彦氏「私は離党後ですね」
江田氏「離党後に、われわれからお声掛けさせていただいた」
渡辺氏「すべて今週です」
--一石は大きかったと?
渡辺氏「ハハハハ」
江口氏「私の場合には声をかけて頂き、熟慮いたしました。熟慮しまして、十分にいろんなことを考えながら、また私どもが取り組んだことを踏まえ、シンクタンクですのでいろんなプロジェクトを10いくつもってますが、そういうふうなことも踏まえながら、またいろんな方々のアドバイスをいただきながら、結論的には皆さん方、お笑いになるかもしれませんけれども、23年間仕えてきた松下幸之助と相談しながら最終的に決めたということです」
--新党とは別物という話だが、どう政策に生かすのか。言いっぱなしになるのではないか
江田氏「それは先ほどご説明したとおり、われわれ2人は政治家ですので。今後の運動が、アジェンダというか、政策をぜひ、国政で実現してくれということであれば、それは政治家の当然の責務としてわれわれ2人の政治家は次の総選挙に向けて、政治の場でですね。この場ではなくて。政治の場で、いろんな選択肢を検討していくことになると思います」
--渡辺さんの考えは
渡辺氏「はい。どうしても、政治のプロの目から見ると、国会にどうかかわるかという観点が重要になるかもしれません、しかし先程来申し上げているようにこれは国民運動でありますから。国民運動の中で、決めてあるわけではありませんが、いま、大変、国民の批判を受けている天下り容認政令を撤回すべきだということを私などは申し上げてきた。じゃあ、こういう問題を国民はどうとらえるか。例えば最近の手法でいきますと、ネット署名というのがあります。そうするとこれは、携帯とかパソコンを使いながら。政治参加ができる。国民運動として、こういう天下り根絶をやっていこうということが可能になる。たとえて言うなら、そんなこともありえようかと思います」
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