映画『おいしいコーヒーの真実』が描く生産者の現実
今、目の前に1杯330円のコーヒーがあるとする。そのうちコーヒー農家がコーヒー豆の代金として手にする金額が3~9円(※)だと聞いたら、多くの人は驚くに違いない。どうしてそんなに安いのか、では残りの金額は一体どこへ? そもそもコーヒー豆の価格はいつ、誰が、どこで、どのように決めているのだろうか――。
そんな疑問に答えてくれるドキュメンタリー映画『おいしいコーヒーの真実』が、東京・渋谷のアップリンクXなどで現在公開中だ。本作はどんな飲食店でもメニューに載っており、コーヒー好きの人々はほぼ毎日飲んでいるのに、一般の消費者だけでなく飲食店の関係者であっても意外と知らないであろうコーヒーを取り巻く世界の現実を教えてくれる。
詳しくは映画を見てもらうしかないのが、コーヒー豆は生産農家から消費者に届くまで、非常に複雑なルートをたどる。そしてコーヒーの価格は、ニューヨークとロンドンの商品取引所において、農家の取り分にはまったく関係なく決められるため、生産現場は貧窮にあえいでいるという事実が明らかにされる。映画はコーヒー発祥の地であるエチオピア連邦民主共和国の農民たちが貧窮にあえぐ現状を映し出す。「これでは子供を学校に行かせることもできない」と嘆く家族。「コーヒーは儲からないから、チャット(ヨーロッパの多くや米国では違法薬物に指定される植物)の生産に切り替える」という青年。大手コーヒーチェーンに豆を提供している地区では飢餓が発生し、子供たちが栄養失調に苦しんでいる。
こうした状況を打破するため、複雑な流通ルートを簡略化し、農民が適切な価格で直接焙煎業者にコーヒー豆を売れるようにと奮闘するのが同国オロミア州のコーヒー農協連合会代表タデッセ・メスケラ氏だ。映画では触れられてはいないが、メスケラ氏のこのような活動の原点は、日本の農協で氏が受けた2カ月間の共同運営の研修に始まる。ここで中間業者や輸入業者に支払われている多額の金を、農業者が受け取ることができる協同組合というシステムの存在に深い感銘を受け、それを実現すべく、1999年故郷のエチオピアにコーヒー農協連合会を設立したのだ。
アップリンクでは、週末は20代、30代の若い観客を集めて満席が続き、急遽レイトショー上映も決定したほどの盛況で、配給元はうれしい悲鳴を上げている。多くの観客は本作を観て、「このような現実を今まで全く知らなかった」と衝撃を受けているそうだ。どんな飲食店でもメニューに載っているコーヒーの知られざる真実。本作は2006年製作なのでコーヒー価格については現在の状況とは異なる部分もあるが、それでも映画を観た後では1杯のコーヒーの味が変わってしまう人もいるかもしれない。[2008.6.18 日経レストラン]

コーヒーの値上がりは続くのか 2006/7/12
コーヒーメーカー各社は、2006年になって相次いで「値上げ」を宣言した。コーヒー豆の国際相場は4年ほど前のおよそ3倍にまで高騰している。今後はどうなるのだろう。
ニューヨーク市場のコーヒー豆の国際相場が「高騰」したのは04年11月で、その数年前まで1ポンド(453g)あたり40セントあたりで推移していた。2005年にはその3倍近い1ポンドあたり1ドル40セント台にまで上った。
「高騰」した理由のひとつに国際的な需要拡大が挙げられる。最近では、急速に経済発展を遂げている中国やロシアなどでもコーヒーの需要は徐々に拡大し、生産第1位のブラジル国内でもコーヒーの消費が拡大している。「豊かになってくるとコーヒーを飲む人が増える」(コーヒーメーカー関係者)というように、経済発展ともにコーヒーの需要は高まっているようだ。コーヒー豆の生産量も減少している。そこに追い討ちをかけるように原油高騰と円安が重なった。コーヒーメーカー各社は、スーパーなど量販店での「特売」を自粛するなどの工夫をしたが、値上げに踏み切らざるを得ない状況だ。 (この記事は2006年度なので、今はもっと高いかも??)
いろいろな物が値上がりしていますが、
大好きなコーヒーが一杯、いくら値上がりとか、あまり聞きません。
かえって、百円のマックコーヒーがおいしくなったとか???
初めから原価が安いから関係ないのでしょうかね????
30年前に、初めてハワイに行ったときにコーヒーショップで、
日本の回転寿し屋さんのような蛇口から、
飲みほうだいのコーヒーがジャバジャバ出てきたのを思い出しました。

我が家では、コストコで買ったスターバックスを愛飲しています。
安くてとてもおいしいよ!
