百貨店 東京で大型改装相次ぐ 地下鉄新線開通で | 東京リーシングと土地活用戦記

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地下鉄副都心線と百貨店の勢力図



 東京の副都心の池袋、新宿、渋谷地区で、百貨店の大型改装が相次いでいる。3地区を結ぶ地下鉄新線の「東京メトロ副都心線」が08年6月に開通し、人の流れが一変する可能性があるためだ。改装総額は700億円規模。百貨店業界では、これまで「新宿戦争」「銀座戦争」などと「地域内競争」を繰り広げてきたが、今度は「地域間競争」が幕を開けようとしている。
 新線開通を追い風とするのは新宿勢だ。新線は埼玉県内と池袋を結ぶ東武東上線、西武池袋線と相互乗り入れし、12年には渋谷を起点に横浜に延びる東急東横線にも乗り入れる。池袋、渋谷の百貨店顧客を取り込みやすくなるとの算段だ。
 単独店舗として国内最大規模の売り上げを誇る伊勢丹本店は、新線の「新宿三丁目駅」と直結する利便性を生かし、駅から直接、店内に入れるエスカレーターなどを08年秋までに約150億円かけて整備する。新線効果をフルに取り込む考えだ。
 JR新宿駅南口にある高島屋新宿店も、約130億円を投じ今年4月19日に新装開業する。新線とはJR新宿駅を挟んで反対側に店を構える小田急百貨店や京王百貨店も「新宿全体の底上げにつながる」と、大型改装に乗り出している。
 迎え撃つ側の池袋、渋谷勢は、西武百貨店が3月、渋谷店を約80億円かけて新装開業した。高級ブランドを充実させて、富裕層の多い世田谷地域在住の顧客を囲い込む戦略だ。池袋本店でも08年春以降、100億円以上の全面改装を検討しており「池袋と渋谷で新宿を挟み撃ちにする」(大崎文明社長)と意気込む。
 一方、渋谷で2店を展開する東急百貨店は、3月に伊勢丹との業務提携を発表した。ファッションで定評のある伊勢丹のノウハウを取り入れ、商品力を強化。伊勢丹と協調して副都心線と東急線利用者の取り込みを図る。渋谷駅に直結する東横店の建て替えも検討している。
 また、都内最大の売り場面積を誇る池袋の東武百貨店は、12年春まで約90億円をかけて改装中だ。幅広い価格帯の商品を、より多くそろえる「巨大で上質なコンビニ」路線を鮮明にして、独自性を打ち出す狙いだ。
 個人消費全体の大きな伸びが見込めない中、激しい競争を勝ち抜くには利便性向上や品ぞろえの強化、個性的な売り場づくりのための改装が不可欠。その上、関西、中京地区が地盤の大丸・松坂屋ホールディングスも経営統合を機に、首都圏での攻勢を強める。競争はますます激化する中、重くのしかかる改装費負担が、新たな百貨店業界の再編を引き起こす可能性もある。    毎日新聞

 もう、十分すぎる東京メトロ副都心線の新開設と思われますが!!!。ますます、よりグレードアップする首都圏、はたして、今後どうなっていくか楽しみです!!!! 追記 じつは、わたしも、17年間、上記の百貨店に勤務していた経験があります。はたして、どこでしょう!!!!