「BB30」の組み付け(Part.1) | CozyBicycleのブログ

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兵庫県川西市のスポーツバイク専門店です。

以前、店長として働いていたお店では(個人的に好きだったので)「キャノンデール・ロードバイク」を毎年数多く販売していました。


当然キャノンデールが「言いだしっぺ」である「BB30規格」のロードバイクも本当にたくさん組立てました。


CANNONDALE CAAD10 BB30 CRANK


今のお店でもキャノンデールのロードバイクをお客様にオススメすると、たまに「BB30の音鳴りは大丈夫なのですか?」と質問を受けます。


「きちんと組み立てれば問題ありません。」とお答えしているのですが信憑性に欠ける?ので、いつも行っている「BB30の組み立て方」を説明します。


この組立をすれば「音鳴りはない」はずです。


CANNONDALE 2015 ROADBIKE CAAD10 5 105 BB30 CRANK キャノンデール 2015年モデル ロードバイク キャドテン ファイブ 音鳴り BB ボトムブラケット クランク

メーカーから送られてきた状態です。このまま走ると後々取り返しがつかなくなることになります。(経験談)


CANNONDALE 2015 ROADBIKE CAAD10 5 105 BB30 CRANK SPRING キャノンデール 2015年モデル ロードバイク キャドテン ファイブ 音鳴り BB ボトムブラケット クランク テンション スプリング

まずは、スプリングの隙間を測ります。付属の「BB30用スペーサー」何枚分空いているか調べておきます。


CANNONDALE 2015 ROADBIKE CAAD10 5 105 BB30 CRANK VAR PE-13500 キャノンデール 2015年モデル ロードバイク キャドテン ファイブ 音鳴り BB ボトムブラケット クランク 専用工具 取り外し

クランクを外してから、専用工具を使ってBB30ベアリングをフレームから抜き取ります。

CANNONDALE 2015 ROADBIKE CAAD10 5 105 BB30 CRANK VAR PE-13500 キャノンデール 2015年モデル ロードバイク キャドテン ファイブ 音鳴り BB ボトムブラケット クランク 専用工具

専用工具「VAR PE-13500」を使えば「優しく」ベアリングを外すことができます。再利用するので。


CANNONDALE 2015 ROADBIKE CAAD10 5 105 BB30 CRANK キャノンデール 2015年モデル ロードバイク キャドテン ファイブ 音鳴り BB ボトムブラケット クランク シェル

最近のキャノンデールのロードバイクはBB30ベアリング圧入部に初めからグリスが塗ってあることがほとんどなのでワザワザベアリングを外す必要もありませんが確認&念の為に外しています。


CANNONDALE 2015 ROADBIKE CAAD10 5 105 BB30 CRANK BEARING キャノンデール 2015年モデル ロードバイク キャドテン ファイブ 音鳴り BB ボトムブラケット クランク ベアリング

ベアリング外側にグリスが塗布されていました。ここにグリスがないと音鳴りの原因になりますし、ベアリングの外側がもし錆びて固着したらフレームは終わりです。ですからここには音鳴り防止とサビによる固着防止の為に必ずグリスが必要なのです。


CANNONDALE 2015 ROADBIKE CAAD10 5 105 BB30 BOTTOM BRACKET PARTS キャノンデール 2015年モデル ロードバイク キャドテン ファイブ 音鳴り BB ボトムブラケット クランク 付属パーツ

クリップも外して全てのパーツを取り出しグリスをきれいに拭きます。


CANNONDALE 2015 ROADBIKE CAAD10 5 105 BB30 CRANK VAR PE-13500 キャノンデール 2015年モデル ロードバイク キャドテン ファイブ 音鳴り BB ボトムブラケット クランク シェル

BBシェル内部もきれいに拭きます。


「BB30」の組み付け(Part.2) に続きます。

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