「BR-6700」のセンター調整ボルト | CozyBicycleのブログ

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兵庫県川西市のスポーツバイク専門店です。

前のアルテグラのブレーキキャリパー「BR-6700」を取り付けています。


最近の「BR-6800」や「BR-5800」は改良されて問題がないようですが、


ある時期の「BR-6700」や「BR-5700」は肩にあるセンター調整ボルトの「緩み止め」が甘く、アーレンキーのボールポイント側で軽く回せるぐらい緩く、何度か使っていると、


SHIMANO ULTEGRA BR-6700 BR-5700 BRAKE CALIPER シマノ アルテグラ ブレーキ キャリパー センター調整ボルト かたぎき調整ボルト 飛び出し 緩み


このように、緩んでボルトの頭が飛び出してきます。


緩んでいることに気が付かずボルトの緩みを締めないでキャリパーを手でセンターに戻してしまうと、ブレーキシューの左右の高さが大きくズレて、最悪の場合ブレーキシューにタイヤが当たり「バースト」する可能性もあるので、


SHIMANO ULTEGRA BR-6700 BR-5700 BRAKE CALIPER シマノ アルテグラ ブレーキ キャリパー センター調整ボルト かたぎき調整ボルト 飛び出し 緩み LOCTITE 242 塗布


その場合、一旦「センター調整ボルト」を外し、緩み止めを再塗布します。


SHIMANO ULTEGRA BR-6700 BR-5700 BRAKE CALIPER シマノ アルテグラ ブレーキ キャリパー センター調整ボルト かたぎき調整ボルト 飛び出し 緩み LOCTITE 242 ロックタイト


緩み止めに使うのは「LOCTITE 242」です。


色々試した結果「222」では効果がないようで、「242」だと確実に止まります。



SHIMANO ULTEGRA BR-6700 BR-5700 BRAKE CALIPER シマノ アルテグラ ブレーキ キャリパー センター調整ボルト かたぎき調整ボルト 飛び出し 緩み LOCTITE 242 塗布 締め込み


「LOCTITE 242」を塗布したセンター調整ボルトを「BR-6700」に戻します。

SHIMANO ULTEGRA BR-6700 BR-5700 BRAKE CALIPER シマノ アルテグラ ブレーキ キャリパー センター調整ボルト かたぎき調整ボルト 飛び出し 緩み LOCTITE 242 塗布 締め込み 完了


少しの間、動かさなければ緩まなくなります。


その後ブレーキのガタを調整し、

SHIMANO ULTEGRA BR-6700 BR-5700 BRAKE CALIPER シマノ アルテグラ ブレーキ キャリパー 固定ナット 取り付け


電解による腐食予防のために固定ナットの外側にグリスを塗り、

SHIMANO ULTEGRA BR-6700 BR-5700 BRAKE CALIPER シマノ アルテグラ ブレーキ キャリパー トルクレンチ 固定


トルクレンチを使って規定トルクで締めれば、

SHIMANO ULTEGRA BR-6700 BR-5700 BRAKE CALIPER シマノ アルテグラ ブレーキ キャリパー 取り付け完了


「BR-6700」ブレーキキャリパーの取り付けは完了です。


今乗られているバイクのセンター調整ボルトがよく緩むという人は、これで解決するはずです。

SHIMANO BR-6700 ブレーキ センター調整


肝心のブレーキの「かたぎき調整」はブレーキキャリパーを手で動かして調整して下さい。