アソシエイト・ディソシエイトを関連付けて少し考えてみよう。
ニューロロジカルレベルとは意識レベルを階層的にしたものです。

①環境レベル
②行動レベル
③能力レベル
④信念・価値観レベル
⑤アイデンティティレベル
(⑥スピリチュアルレベル)
番号が大きくなるにつれ、意識レベルは、深い部分へと入っていく。
一般的には、上位レベルは下位レベルに強い影響を与えるが、
下位レベルが上位レベルに与える影響力は弱いとされている。
上位レベルのアイデンティティ、信念・価値観が下位レベルの
能力、行動、環境を決定付けてしまうのですね。
そして、抽象度でみると、上位レベルになるほど抽象度は高くなります。
(参考記事:「ニューロロジカルレベルと抽象度の関係」)
物質的では無くなってくるんです。
環境レベルなどは、形として現れます。
だから、判りやすいし、支配もされやすい。
(参考記事:「富と幸福のレベル」「富と幸福は何故独立して存在する?」)
しかし本当に怖いのは形として現れにくい、そして見え難い上位レベルの存在。
しかも、影響力もある。。。
そして、その上位レベルは自己同一化している。
自己同一化は「X=Y(自分)」です。
「アイデンティティ=自分」
「信念・価値観=自分」
自己同一化しているので、そのほとんどが自動反応で、
私たちを支配しています。
繋がっているから見えないんです。
そう、「繋がっている」から。。。
自己同一化は言い方を変えれば、「アソシエイト状態」です。
アソシエイトとは、繋がった状態です。
(参考記事:「アソシエイトとディソシエイト-3」)

自己同一化は、「X」に自分が繋がったアソシエイト状態です。
ニューロロジカルレベルの上位レベルに対して、
私たちはアソシエイト傾向であるということです。
下位レベルはディソシエイト傾向です。
本来であれば、切り離されているので、影響力は少ないのですが、
抽象度の点から見ると、低いので、非常に物質的です。
つまり、見えてしまうので、その支配も受け易くなります。
(ここは、少し複雑ですね)

自己同一化している上位レベルは、無意識領域でパターン化されています。
切り離して、初めて取り扱えるものだと覚えておいて下さい。
