人には数々の無意識レベルでのプログラムがあります。
そのプログラムができるパターンとして大きく2つに分けることができます。
一つは、一度の強い体験によってできる、強烈体験型プログラム。
もう一つは、繰り返しの体験によってできる、連続体験型プログラム。
無意識レベルのプログラムのほとんどが、
この強烈体験型、連続体験型から創られています。
なぜ、このようにプログラムを創るかというと、
脳というのは非常にシンプルを好みます。
一度の体験や繰り返しの体験から、一定のパターンを見つけたら、
次は考えることなくプログラムを起動させてことを済まそうとします。
脳は楽をしたいのです。
どんどん一般化していきます。
公式ではX=Yです。
これは部分を全体に繋げるとも言い換えることができます。
その方が、非常にシンプルになり脳にとってはありがたいのです。
よくお聞きする例かもしれませんが、お付き合い下さい。
犬恐怖症です。
小さい時に、その人は柴犬に追っかけられ、お尻を噛まれてしまいました。
それに、よって大人になっても犬恐怖症です。
強烈体験型の典型的な例ですね。
そして、柴犬恐怖症とはならず、すべての犬が駄目になるのです。
柴犬という犬の中の一部を犬全体ととらえて一般化したわけです。
柴犬も、ポメラリアンも、ミニチュアダックも全て駄目なんです。
脳はシンプルを好むというわけですね。
強烈体験型プログラム、連続体験型プログラム、そしてX=Y。
これらによって、今ある無意識レベルのプログラムが創られてきました。
そして、そんなプログラムを破壊して、今の自分にとって必要なプログラムを創ることもできます。
その場合も、原理は同じ。
プログラムができる原理と同じコトをしてあげればいいだけです。
強烈体験型を使うのは少々難しいので、基本は連続体験型を使うことが多いと思います。
それによって、あらたなX=Yにしていくだけ。
どうやったら、それができるかは、しばらく自分で考えてみましょう。