私たちは出来事そのものを認識することはできません。
五感により入力されたものが神経システムを介して、
アウトプットされます。
人それぞれ、神経システムは違います。
出来事の解釈は変わるのです。
ですので、私たちは出来事に感情や価値観、ビリーフ等をベタベタ貼り付けた状態で、
その出来事を認識することしかできないのです。
(もちろん、それを回避するためのテクニックは存在しますが・・・)
神経システムを通すことによって、色々なものが張り付いた出来事は、
もう私のものであって、他の人のものではありません。
これが刺激(出来事)→反応(結果)のメカニズムです。
矢印の部分に個々特有のプログラムが作用しているんです。
色々なものが張り付いた出来事は感覚に作用していきます。
つまり感覚とは無意識です。
そして無意識にあるプログラムが起動してくるわけです。
更に、無意識にあるプログラムは筋肉に作用します。
つまり行動です。
肉体を動かしていくんです。
これが反応です。そして最終的なアウトプットへと繋がります。
人それぞれ、同じ出来事を体験しても結果が違ってくるということです。
出来事が感覚を作り、感覚が身体を動かし、そして結果を作りだす。
出来事が個々によって違う感覚を生み出すのは、
NLP的にいえばサブモダリティ(五感の質)が関係している。
手っ取り早いのは、最初の五感情報のインプットの段階で、
サブモダリティを変換すれば済むことだろう。
出来事に新たな意味付けをおこなうということだが、
ただ難しいのはサブモダリティを変換するには、
しっかり出来事からディソシエイトできるかどうか?
そこがポイントとなりそうだ。
とにかく、私たちは自己同一化しているものが多すぎるから、
普段からそれに気づくことも必要かもしれない。