#アカデミー賞 『静かなる男』(The Quiet Man)(1952年) | 名人塾2

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アカデミー賞


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Oscar+Text
アカデミー賞(Wikipedia)








『静かなる男』(The Quiet Man)(1952年)

監督賞(ジョン・フォード)



監督

ジョン・フォード



主なキャスト

フランシス・フォード, ウォード・ボンド, ジョン・ウェイン, ヴィクター・マクラグレン, モーリン・オハラ



ストーリー

アメリカのプロ拳闘家だったシーン・ソーントンは平和な生活を望んで拳闘界から身をひき、故郷アイルランドの小村イニスフリーに帰って来た。彼は人手にわたった荒れ果てていた自分の生家ホワイト・オモーニン荘を金持ちの後家ティレーンから買いとり、静かに暮らそうと思ったのだが、この家は村の大地主で乱暴者レッド・ウィル・ダナハーの地所の隣で、かねてからティレーンに思召しのあるレッドが買い取ろうとしていたところなので、ことは面倒になってきた。その上、シーンが村に着いた日、見染めた娘と恋仲になったが、これがレッドの妹メリー・ケイトだったので、レッドはいよいよシーンに対して腹を立てた。シーンはメリー・ケイトと結婚するといい出したが、レッドは妹が気に入らない男と結婚するので持参金をわたそうとしなかった。アイルランドの習慣では結婚には必ず持参金がつきもので、メリー・ケイトは持参金なしでは恥ずかしくて結婚出来ないと悲しんだが…




レビュー

●アイルランド移民としてアメリカで生を受けた巨匠ジョン・フォード監督の代表作のひとつ。そしてこれは代表作にふさわしいフォード美学の集大成。笑いあり、涙あり、喧嘩あり、そして情緒ありとフォード映画の文法をみごとに、そして丁寧に踏襲しています。
長年暮らしたアメリカから故郷アイルランドにもどってきた“静かなる男”をめぐり、騒動が持ち上がる物語。アメリカ人としての自由な精神と、故国アイルランドのなれない習慣との間で苦悩する主人公をジョン・ウェインが好演。といってもいつもの優しく、猛々しいウェインなのですが、そんな個性が実にうまく生かされています。このアメリカ精神とアイルランド精神とのぶつかり合いがフィルムの主旨でもあります。おそらくフォード監督自身が自分の問題として感じていたことであり、ウェイン扮する主人公はその苦悩の代弁者だということもできます。“静かなる男”に惚れるアイルランド娘にモーリン・オハラ、娘の気の荒い兄にヴィクター・マクラグレン、皆のとりなし役にバリー・フィッツジェラルドというアイルランド丸出しの配役も素晴らしい。
地平線のシルエットと空の対比、走る馬を撫でるように追うカメラ、雄大な風景の中にちりばめられる人々。フォード監督は得意の西部劇風演出をのびのびとアイルランドの風景に馴染ませます。そして、最後の長々と続く明るい喧嘩の楽しそう...続きを読む ?



出典:Amazon.co.jp



★コメント

○名作という人もいるけれど、この画面の暗さはいただけませんねぇ。





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