宮崎駿を父に持つ宮崎吾朗が初めて監督をした作品『ゲド戦記』。
作品のテーマは森羅万象のバランス。
これが崩れた世界に住む人々には生気が感じられず、目的もない。
そんな世界を旅する大賢人ゲドとある国の王子アレン。
この作品が描く世界はまさに今の世界を反映している。
本来ならば、なくなってしまうからこそ、価値のあるもの、
限りがあるから大事なもの、それがあるからこそ存在するもの・・・
それらを独り占めしようとする、あるいは一極集中させようとする者。
持っている力を暴力に変え、他者を苦しめながら、自分の欲しいものを独占しようとする者。
現在もある一国がそういった世界を望んでいるように見える。
奇しくも原作の小説の作者はその国の生まれ。
I hope all the people living with smile,and NO WAR.
「ことばは沈黙に
光は闇に
生は死の中にこそ
あるものなれ
飛翔せるタカの
虚空にこそ
輝ける如くに」 『エアの創造』
