コーチング
2023年WBC日本代表ヘッドコーチを務めた白井一幸氏は、『神コーチング~人が育つ言葉』の著書を
出版、北京五輪日本代表切符をかけた女子カーリングのサポートメンバーにも就任、ニューヨーク
ヤンキースのコーチ留学経験もあるコーチングの第一人者です。
その白石氏が書いたコラムを読むと・・・
「コーチの仕事と言えば選手に教えることだと誰もが思います。それでも教え続けると考えなくなる
人を育てることになるからです。そして教えることを待つようになります。そこで私がしたのは、
“質問”です。たとえばエラーをした選手に “1歩目のスタートはどうだった?” “いいスタートを切る
には何が必要かな?”など聞く。すると選手は自分で考えるようになります。 教えるのではなく、
質問するのです。
「ただ単に質問すればいいわけではありません。あるコーチに“エラーした選手に質問してください”
とお願いしたとき “1歩目のスタートは遅くなかったか?” “俺、つま先に体重をかけろと言ったよね”
確かに質問ですが自分の立場を守る質問であって、相手の考えを深める質問ではありません」
「前者のように『はい』『いいえ』でしか答えられない質問をコーチングでは『クローズドクエスチョ
ン』限定質問といいます。
「実践すべきは、『相手の考えを深める』『相手の中にある答えを引き出す』質問オープンクエスチョン
拡大質問です 『いいスタートを切るには何が必要?』などがそれにあたります。相手は具体的な言葉
で返す必要があるため考えるのです・・・」
「自分の立場を守りたいため、限定質問をしがちです。しかしそれでは部下が育ちません・・・」
神コーチング~人が育つ言葉 白井一幸氏
コーチングは、部下の自発性を高めるためのコミュニケーションスキルのことで、1on1は上司と部下の対話を通じて信頼関係を高め、部下のエンゲージメント向上につなげることが目的です。