『厚化粧』と『薄化粧』 | Couture de Life

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#エピソード1/3

クワハラ的『真・メイク論』

~基礎編 Coverage


『厚化粧』という言葉があります。
印象として、メイクを褒める言葉ではないように感じます。

逆に『薄化粧』=控えめなメイク

個人の人格に「清楚」さを感じさせ、その人、そもそもの容姿が淡麗であることを示唆させます。

 

いわゆる大和撫子的な美徳とも言えます。

 

 

では薄化粧が良いのか?
メイクは厚くすべきではないのか?

 

これに対するメイク的な答えの一つにCoverage(カバー力)の問題が挙げられます。

例えば、気になている肌のダメージやクスミ、赤味などをカバーしたい時、地肌を塗りつぶすようにコンシーラー、コントロールカラー、ファンデーションなどを塗っていきます。

塗り終えた状態で、気になるトラブル箇所は塗りつぶされて見えます。そこである意味の「安心感」を得ることもできるかもしれません。しかし、「安心感」を得るために塗りすぎてしまっていることが、厚化粧を引き起こす原因の一つです。

しかも、化粧品を塗ったということは、「崩れる」ということを前提としています。化粧品は、必ず取れます。取れない化粧品は、肌に対して問題があるからです。

 

塗り重ねてしまった化粧品は、皮膚の収縮や動きに対して変形しがちなのです。例えば、口の周りの皮膚はよく動きます。まぶたの「瞬き」は心臓の拍動の次に動くと言われています。

 

地肌の色とファンデーションの色が違っていればいるほどに、崩れた時の色の誤差が大きくなり、大きくメイクが崩れている状態になるのです。


『厚化粧』を感じる1つの原因は「化粧崩れ」です。

塗り重ねた化粧は、必然的に壊れやすくなるのです。
これを解消するにはどうしたら良いか??

その答えが、化粧品のCoverageをチェックすること、自分の肌質や生活環境、季節を考慮して化粧品を選択することです。

Coverageはメイク品の隠蔽力(色を塗りつぶすことのできる強さ)のことを指します。これを適切に使うことによって、効果的なカバー力を引き出すことができるのです。

あとはその化粧品と、肌との相性です。
例えば、乾燥した紙の上に粉を撒いても、粉は定着しません。
逆にベトベトした紙の上に粉を巻けば、粉は定着するということです。ちなみにCoverageの強い化粧品は隠蔽力を高めるため、硬いというかパウダーが多く含まれている場合があります。

この相性が、化粧品を使う上での基礎になります。
効果的に化粧品を発色さるためには、化粧をつける下地、肌と化粧品との相性を見極めることが重要なのです!!

特に、乾燥し始めるこの季節。

乾燥した化粧品は「マット」な質感になります。
マットな質感=透明感が損なわれるので、透明な質感をもつ地肌に対して、マットな質感は異質なものとして見えがちです。

この違和感が「化粧感」となって、見る人に人工的な印象を与えるのです。

 

お風呂上りの肌を「ゆで卵」とした場合

乾燥してマットな状態は卵の殻と考えれば比較しやすいですね。

ちなみにこれに色をつけていくとイースターエッグみたいになります。透明感は得られません。



例えば、カバーしたい部分がある場合、その化粧品を塗り重ねるのではなく、その化粧品のCoverageや、肌との相性を確認する方が適切なケースがあることを覚えておくと、メイク偏差値が上がります!!

塗り重ねることでほしい結果が得られるわけではないということ。塗ったことで「安心」を得てしまっていることが「厚化粧」を引き起こす原因の一つになっていることを意識すると良いでしょう★

 

 

ファンデーションやコンシーラーの場合、いかに自分に合っているものを選択しているのか?

これに尽きます。

その一つの要因が「肌色」です。
次回は肌色に関する紹介をします。
ここのパートは基礎になるので、メイクをレベルアップしたい人は必読ですね。w

 

 

 

クワハラヒロトHP

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