4:30は、本当に未知の世界だった。
5時間半の睡眠時間だったが、緊張していたせいか、早起きの練習の成果か、割とすんなり起きることができた。
数時間前までダーリンが起きていたせいもあって、部屋は暖かくそこまで辛くなかった。
しかし、外はやっぱり風邪が冷たくて12月!!?って感じのいでたちで出勤した。
朝は普段トイレが近い私ですが、この日は不思議と全然行きたくならなかった。
体が全然目覚めていなかったせいなんだろうか?
D店に着くと、もう灯りはついていた。
3階の事務所に登って行くと、男性社員が働いていた。
あいさつを済ませ、制服を受け取り、着替えをした。
制服は、半袖のシャツと長ズボン。
ズボンと表現するのが適していそうな素材感。
社員「ズボンは裾上げ自分でしてください。
今日は、とりあえず別の人の制服適当に使って」
着替えをして、1階に降りると女性アルバイトが2名出勤していた。
朝はギリギリに来て、私服で準備をし、荷物を持って上にあがり着替えて降りて来て、オープンを迎えるってのがやり方らしかった。
社員「俺、新人さん教えるから二人で準備してて」
社員さんは、早口で雑巾の場所や掃除の個所やら看板の置き方やら説明してくれる。
早起き過ぎて頭がフル稼働していなかったのと、早口で理解しきれなかったのと、半袖シャツ1枚で11月の朝に外に立たされる寒さとで、訳が分からなかった。
っていうか、寒い!!!
ユニクロのヒートテック(キャミソールタイプ)を急いで買ったけど、半袖のシャツだもの、やっぱり寒い!!!
掃除の説明が終わり、カウンターの中の簡単な説明やら食器の種類やらを教えてもらった。
私が担当するポジションは、洗い物!!
食器を洗って、食洗機に入れ、食器をしまう担当だ。
食洗機を使っている間に、雑巾などを洗ったり、洗い終えた食器やトレーを拭いたりもする。
っていうか、お湯って出ないんですか!!!
水の蛇口しかない!!!!
しかも、文句言える雰囲気じゃない!!!
そして、雑巾の漂白・・・・・・・って・・・
思いっきり塩素入っているけれども・・・
素手ですか!!!!!
私「あの・・・これ・・・素手で触って平気なんですか・・・?」
社員「は!!?」
その眼は、当たり前だろ!?と物語っていた・・・。
ダーリンの働くA店では、みんな手袋使っているんですよ~~~。
社員「・・・・・・手とか、弱いんですか?」
私「え・・・ええと・・・大丈夫だと思います」
オープンすると、お客さんが一気に押し寄せた。
あっという間に店内はいっぱいに。
こんな世界があるなんて、今まで全然知らなかった。
5~6分すると、ドリンクを飲み終えたお客さんが食器を下げに来た。
意外に回転が速く驚いた。
急ぎながら洗っていると
社員「1階のお客さんは、洗い場近くに下げてくれるけど、2階のお客3分の食器は2階にあるままだから、取りに行ってください。
帰って来る時に、2階席がどれくらい空いているかチェックして教えてください」
食器を洗って、食洗機にかけて、その合間に2階に食器を取りに行ってテーブルを拭いて、1階に戻って食洗機から食器を出して・・・
何度繰り返したことだろう・・・・・・。
女性バイト「もっと急いで!きびきび動いてください!!」
私 「はいっ、すいません!!」
社員「平日の朝は、出勤前のサラリーマンたちが一服しに来るから忙しいんだよ。
もっと自主的に動いてくれないと、困るな!!」
つーか、一生懸命動いているんですけどぉぉ・・・・!!!
あっという間に、9:00。
私の代わりに別の方が出勤した。
ここの店は、朝と昼間がピークタイム。
そんな忙しい時間帯に、私みたいな訳の分からない人が一人いて、足手まといもいいところだったと思う。
みんながイライラしていた。
申し訳ないという気持ちでいっぱいだった。
代わりの人が来たという事で、社員は事務仕事に移った。
社員「みんなこの仕事の忙しさに面喰っちゃうんだけど、どう?
続けられそう?」
私 「がんばります・・・」
女性アルバイトも一人休憩に来ていた。
私 「すごく忙しいんですね、びっくりしました」
女性アルバイト「これでも、社員さん入ってくれたから全然楽ですよ?
普段なんてもっと忙しいんだから」
やるんだったら、もっと周りに迷惑を掛けないアイドルタイムに入れば良かった・・・。
何だか後味の悪い初日。
早く慣れないと・・・。
着替えを済ませ、本業の方に向かう。