
ブラックアウト!!
コニー ウィリスのSF小説をKINDLEで読んでいます。
ブラックアウトとは、第二次大戦中の空襲警報時の
灯火管制のことです。
空襲警報のサイレンがなったら爆撃の目標にされないように、
電灯を全て消して、車のヘッドライトにもカバーをかけて、
懐中電灯も点灯禁止、月の無い夜は真っ暗な状態です。
SFなので、2060年の史学研究のために、イギリスの
オックスフォード大学の史学生三人が、ロンドン大空襲
の調査に過去に送り出された設定。
第二次大戦中にイギリスのロンドンを攻撃するのは、
もちろん、ナチスドイツです。
ドイツ空軍はルフトバッフェという名で出てきます。
コニー ウィリスという人は、登場人物、ここでは
史学生三人(メロビーとマイクルとポリー)を
どたばたさせるのが得意な作家で、
戦時中だから、列車のダイヤは遅れ、地下鉄は
空襲警報路には出入り禁止となり、大変な苦労を
強いられます。
地下鉄の駅が、防空壕代わりに使われていたり、
列車は、兵員輸送列車優先のため、しょっちゅう
遅れ、と当時の状況がよく分かる描写。
この物語は、次の「オールクリア」で完結するようです。
まだ、途中までしか読んでいないので、この本の中で
メロビーとマイクルとポリーがどうなるのか、まだ知りません。


