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7月1日は雑節の≪半夏生(はんげしょう)≫、
そして
7月1日からの5日間は七十二候の≪半夏生(はんげしょうず)≫です。
さて、いつものように広辞苑を紐解いてみましょう。
(下線筆者)
はん‐げ【半夏】
①(→)半夏生はんげしょう1の略。
②〔植〕カラスビシャクの漢名。漢方で制吐・健胃・去痰きょたん剤とする。
③〔仏〕夏安居げあんごの中日、45日目のこと。
はんげ‐しょう【半夏生】
①[礼記月令]七十二候の一つ。夏至げしから11日目に当たる日。太陽暦では7月1日頃。梅雨が明け田植の終期とされる。
②〔植〕ドクダミ科の多年草。水辺に生ずる。高さ約60センチメートル。夏、茎頂にある葉の下半部が白色に変じ、その葉腋に白色の穂状すいじょう花を綴る。片白草かたしろぐさ。〈[季]夏〉
へぇ~、暦の上ではそろそろ梅雨明けなんですね
そういえば、雑節の≪入梅(にゅうばい)≫の時に、
広辞苑では、
「梅雨入り」の反対の「梅雨明け」が、
「暦の上では夏至げしの後の庚かのえの日とする。」とあり、
調べて見ましたら、今年は6月25日と7月5日でした
ということは、雑節の≪半夏生≫と、ピッタリではないけれど、ざっくり、合致するってことかな?
おもしろ~い
ちなみに国立天文台の暦のページでは
半夏生
七十二候の一つで、半夏という薬草が生ずる頃。田植えの季節の終わりを告げます。
現代では太陽黄経100°で定義されます(7月2日頃)。
通常七十二候は具注暦に記載されるのみですが、これだけは仮名暦にも「はんけしよう」のように記載されています。
とありました。
なるほど
さて、1週間ほど前ですが、水辺に「ハンゲショウ」が咲いていました😉
きれいにグリーンと白が分かれています
清清しい
でもこれは「ドクダミ科の多年草」の方の「半夏生」ですね。
漢方薬にするのはサトイモ科の方みたいです。
からすびしゃく【烏柄杓】
サトイモ科の多年草。しばしば畑の雑草。春、長い柄のある三小葉の複葉を伸ばす。夏、帯紫緑色の仏焔苞に包まれた花穂に白色の雄花(上部)と雌花(下部)とをつける。塊茎は小球形で、悪阻つわりの妙薬という。ハンゲ(半夏)。ヘソクリ(多識編)。
これです。
5月の画像です↓
これ、実は農家さんには嫌われ者みたいです😅
佇まいはユニークなんですけどね😅
で、ややこしいですが、国立天文台の言う「ハンゲという薬草が生える時期」の「ハンゲ」は、このサトイモ科で生薬にもなるヒョロ~っとしたカラスビシャクという植物の方、ということになりますね
ただ、ドクダミ科のハンゲショウが白くなる時期も同じくらいですから、ま、どっちでもいいじゃ~んと思いますが、どうでしょう😅
さて、最初の広辞苑で調べた時に出てきた、「夏安居(げあんご)」についても調べてみました。
(下線筆者)
げあんご【夏安居】
〔仏〕「安居」参照。⇔冬安居とうあんご。
あんご【安居】
〔仏〕梵語で雨・雨期の意。僧が一定期間遊行ゆぎょうに出ないで、一か所で修行すること。普通、陰暦四月十六日に始まり七月十五日に終わる。雨安居うあんご、夏安居げあんご、夏行げぎょう、夏籠げごもり、夏断げだちなどという。禅宗では冬にも安居がある。季語は夏。
→冬安居とうあんご。〈[季]夏〉
だそうです。なるほど。
今日は面白い学びがありました
それではまた!
基本の暦ワードについてはこちらでどうぞ😉↓
さらに、「夏安居」つながりで、仏教についての基本知識はこちらでどうぞ😉↓
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