╲こんにちは/
いつもお付き合いいただきありがとうございます。
9月23日は、
二十四節気 の八月の中≪秋分(しゅうぶん)≫ 、
同時に国民の祝日 の≪秋分の日≫ 、
そして、
七十二候 の第46候≪雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)≫ です。
萩の花がきれいに咲いていました↓
萩の花が咲くと、秋だなあと感じます
さて、
今日はまず二十四節気 の≪秋分(しゅうぶん)≫ についてお話しますね
いつものように広辞苑第6版から見ていきましょう
(下線筆者)
しゅう‐ぶん【秋分】
二十四節気の一つ。太陽が秋分点 上に来た時の称。秋分を含む日を秋分の日 といい、太陽暦では9月23日頃。秋の彼岸 の中日に当たる。昼夜の長さがほぼ等しくなる。〈[季]秋〉。↔春分。
しゅうぶん‐の‐ひ【秋分の日】
国民の祝日。9月23日頃。秋分にあたり、祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日 。もとの秋季皇霊祭 。
しゅうぶん‐てん【秋分点】
黄道 と赤道 との交点のうち、太陽が北から南に向かって赤道を通過する点。赤経・黄経ともに180度。
こう‐どう【黄道】
①地球から見て太陽が地球を中心に運行するように見える天球上の大円。天の赤道に対して約23.4度半傾斜する。黄道が赤道と交わる点は春分点・秋分点である。
②(以下略)
せき‐どう【赤道】
①地球の南北両極から90度をへだてた大圏。赤道上では、春分・秋分の頃、太陽は真上から照らす。また、緯度は赤道を基準として南北に測る。
②(以下略)
ここまでについて、国立天文台のウェブサイトの中の、
二十四節気の説明のページを見てみますと、
秋分 (しゅうぶん) 太陽黄経 180° 秋の彼岸の中日、昼夜がほぼ等しくなる
また内閣府の国民の祝日の説明のページでは
秋分の日 定義:秋分日 意味:祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ 。
となっていました。
秋分の日(春分の日もですが)は、年によって微妙に違いますよね。
それについては↓
なるほど。
皇居では祭祀もあるそうですよ↓
抜き書きしますと↓
秋季皇霊祭 しゅうきこうれいさい
秋分の日に皇霊殿で行われるご先祖祭
秋季神殿祭 しゅうきしんでんさい
秋分の日に神殿で行われる神恩感謝の祭典
ということです
なるほど。
さて、最初のご紹介した広辞苑の「秋分」の項でも、
「彼岸の中日」という言葉が出てきますね。
なので≪彼岸≫ についても調べてみましょう。
同じように広辞苑から見ていきますね。
(下線部筆者)
ひ‐がん【彼岸】
〔仏〕
①河の向う岸。生死の海を渡って到達する終局・理想・悟りの世界。涅槃ねはん 。↔此岸 しがん 。→波羅蜜 はらみつ 。
②彼岸会 の略。
③春分・秋分の日を中日として、その前後7日間。 俳諧では特に春の彼岸をいう。〈[季]春〉。→秋彼岸 。
➂の下線部、「春分・秋分の日を中日として、その前後の7日間」を「彼岸」といい、
その初日を≪彼岸の入り≫ 、最終日を≪彼岸明け≫ というわけですね
2026年では彼岸の入り が9月20日 に、彼岸明け が9月26日 に当たります。
さて、その他の下線部も順にみていきますよ。
し‐がん【此岸】
〔仏〕涅槃ねはん の世界を彼岸ひがん というのに対し、こちらの岸。生死を繰り返す迷いのこの世界。
ひがん‐え【彼岸会】
彼岸の7日間に行う仏事。平安初期から朝廷で行われ、江戸時代には庶民の間に年中行事化した。〈[季]春 〉
ひがん‐まいり【彼岸参り】
彼岸会ひがんえ の7日中に寺院や先祖の墓にまいること。また、寺院から檀家に読経に行くこと。ひがんもうで。〈[季]春 〉
俳句の世界では「彼岸」と言えば「春」のお彼岸なんですね。
でも、彼岸会も彼岸参りも、「秋の彼岸会」「秋の彼岸参り」がちゃんとあります。
なので、特に秋のお彼岸のことを指したい時は「秋彼岸」というそうです😉
あき‐ひがん【秋彼岸】
秋の彼岸会。秋分の前後1週間。この頃から涼しくなる。俳諧では、単に「彼岸」というと多く春の彼岸を指す。〈[季]秋 〉
さて、秋のお彼岸のころ咲く花がありますね。
そう、ヒガンバナです
広辞苑では、
ひがん‐ばな【彼岸花・石蒜】
ヒガンバナ科の多年草。田のあぜ・墓地など人家近くに自生。秋の彼岸頃、30センチメートル内外の一茎を出し、頂端に赤色の花を多数開く。(中略)有毒植物だが、鱗茎は石蒜せきさんといい薬用・糊料とする。カミソリバナ。シビトバナ。トウロウバナ。マンジュシャゲ。捨子花。天蓋花。〈[季]秋〉
ひがんばな‐か【彼岸花科】
単子葉植物の一科。熱帯・亜熱帯を中心に約85属1100種ある。多くは多年草で鱗茎か根茎をもつ。(中略)
ヒガンバナ・スイセン・アマリリスなど。
水仙や、小学生がリコーダーで最初に練習する曲の「アマリリス」も、ヒガンバナ科なのですね~😊
それから、
まんじゅしゃげ【曼殊沙華・曼珠沙華】
①〔仏〕(梵語mañjūṣaka)天上に咲くという花 の名。四華の一種で、見る者の心を柔軟にするという。
②〔植〕ヒガンバナの別称。〈[季]秋〉。(後略)
「見る者の心を柔軟にする」んですね
ステキです
もう一息、秋分関連で雑節 の≪社日 (しゃにち・しゃじつ) ≫ も見ていきましょう。
広辞苑によりますと
(下線筆者)
しゃ‐にち【社日】
(「社」は土地の神の意 )暦注で、春分・秋分に最も近い戊つちのえ の日 。一説に、立春・立秋の後の第5の戊の日 とも、また、旧暦2月・8月の甲きのえ の日 ともいう。土の神を祭って、春は五穀豊穣を祈り、秋は収穫のお礼参りをする。 春のを春社、秋のを秋社という。しゃじつ。
「戌 の日」かと思えば「戊 の日」でした😅
点が1つ付いていると「戌(いぬ) 」、付いていない方が「戊(つちのえ) 」ですね😅
ついでなので「十干」と「十二支」も調べておきました😅↓
じっ‐かん【十干】
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の総称。これを五行ごぎょう に配し、おのおの陽すなわち兄え と、陰すなわち弟と をあてて甲きのえ ・乙きのと ・丙ひのえ ・丁ひのと などと訓ずる。ふつう、十干と十二支とは組み合わせて 用いられ、干支かんし を「えと」 と称するに至った。
十干をもう少し深堀してまとめると、
甲(こう・きのえ・木の兄)
乙(おつ・きのと・木の弟)
丙(へい・ひのえ・火の兄)
丁(てい・ひのと・火の弟)
戊(ぼ・つちのえ・土の兄)
己(き・つちのと・土の弟)
庚(こう・かのえ・金の兄)
辛(しん・かのと・金の弟)
壬(じん・みずのえ・水の兄)
癸(き・みずのと・水の弟)
それから
じゅうに‐し【十二支】
暦法で、子ね ・丑うし ・寅とら ・卯う ・辰たつ ・巳み ・午うま ・未ひつじ ・申さる ・酉とり ・戌いぬ ・亥い の称。中国で十二宮のおのおのに獣をあてたのに基づくという。すなわち、子は鼠、丑は牛、寅は虎、卯は兎、辰は竜、巳は蛇、午は馬、未は羊、申は猿、酉は鶏、戌は犬、亥は猪。そのおのおのを時刻および方角の名とする。→十干じっかん →時とき (図)→方位(図)
十二支は、年賀状や生まれ年の話で馴染みがありますが、十干はもう全く馴染みがありませんね。
危険物取扱などの資格試験で「甲種」「乙種」があったり、
焼酎で「甲類」「乙類」があるくらいでしょうか。
この「十干」と「十二支」を組み合わせて
え‐と【干支】
(「兄え 弟と 」の意)
①十干十二支 。十干を五行(木・火・土・金・水)に配当し、陽をあらわす兄え 、陰をあらわす弟と をつけて名とした、甲きのえ ・乙きのと ・丙ひのえ ・丁ひのと ・戊つちのえ ・己つちのと ・庚かのえ ・辛かのと ・壬みずのえ ・癸みずのと に、十二支を組み合わせたもの。甲子きのえね ・乙丑きのとうし など60種の組合せを年・月・日に当てて用いる 。
えっ?ということは
(ダジャレではありません😅)
年賀状で「今年の干支(えと)は」という時には、
正しくは、十二支に十干を合わせた60種類のアレを言わなきゃいけない、という事になるんですかね😅
どちらにしても、60種類もあるともう覚えてはいられません😅
国立国会図書館のウェブサイトにこの60個の干支を全て載せたページがあったので、ご紹介しておきます↓
ザーッと見て、思い当たるのは
歴史で出てくる「壬申(じんしん)の乱」や「戊辰(ぼしん)戦争」、高校野球で有名な「甲子園」、ちょっと不名誉な「丙午(ひのえうま)」くらいでしょうかね。
さて、本題の「社日」に戻りますと、
国立天文台のウェブサイトの「暦Wiki」のページだと
社日しゃにち とは春分・秋分にもっとも近い戊つちのえ の日 を指します。
春の社日は春社、秋の社日は秋社と呼ばれ、春は五穀豊穣を祈り、秋は収穫への感謝を込めて土地の神を祭る という意味合いになります。(中略)
本暦の雑節には含まれていますが、暦象年表や暦要項の雑節に含まれていません。
理由ははっきりしませんが、タイミングとしては暦象年表の誕生時点(筆者注:昭和21年)からですので、神を祭る行事を避けたということかもしれません。
とありました。
うん、色々、なるほど。
思惑は別にして、
春の社日(春社)には土地の神に種を供えて五穀豊穣を祈り、
秋の社日(秋社)にはその種がもたらしてくれた実りのものを供えてお礼をする、
ということですね。
色々調べてみたのですが、大々的に「社日」をお祭りする神社はあんまりないようでした。
「土地の神様のお祭り」なので、この日は「土いじりは禁止」といった風習があったようです。
なんだか「土用」と似てますね。
単純に「土地の神様が怒るから○○しちゃいけない」というと、めんどくさいなあって感じなんですけど、
農業が主な産業で、ほとんどの人が農業に携わっていた時代、
1年365日、ほとんど休みなんてなかったはずです。
都会の商家にあってもそれはほぼ同じ。
そういう時代にあって、「今日は神様に怒られるから仕事しちゃいけないんだ」ということにしておけば、
「旦那衆」に気を使わざるを得ない小作人や奉公人や女性など、立場の弱い人たちも大手を振って休めるよね。
そういう意味で作った「お話」なんじゃないかなと思うんです
さて、≪社日≫の漢字を一文字ずつ見てみましょう。
しゃ【社】
①やしろ。ほこら。おみや 。
②中国で、土地の守護神 。また、それを中心とした25家の部落。元代、50家を単位に、勧農を中心とする村落自治体。
③~⑤(略)
「社」の一文字に「お宮」の意味があったんですねえ。
知らなかった。
「土地の神」と聞いて、ふと思い出したのが、
数年前に公開された新海誠監督のアニメ映画『すずめの戸締まり』の中で、
松村北斗さんが声を演じた宗像草太が念じていた呪文の中に入っていましたね~
「うぶすな【産土】」の神がなんとかって。
ということで、こちらも引き続き調べてみますと、↓
うぶすな【産土】
(ウブ(産)スとナ(土・地)との結合したもの)
①人の生まれた土地 。生地。本居。推古紀「葛城県は元臣やつこが―なり」
②「うぶすながみ」の略。
うぶすな‐がみ【産土神】
生まれた土地の守り神 。近世以後、氏神・鎮守の神と同義 になる。
と出ていました
文部省唱歌の「村祭り」にも「鎮守」という言葉、出てきますね。
♫村の鎮守の神様の 今日はめでたいお祭り日
ドンドンヒャララ ドンヒャララ
ドンドンヒャララ ドンヒャララ
朝から聞こえる 笛太鼓
住宅街の一角に、人々が大切に守ってきた鎮守の神様、産土の神様が、ひっそりとたたずみ、うっそうと木々が生い茂る様子をを見ると、何となく「守られているな」と感じます
さて、行楽シーズン、どこに行かれますか?
それではまた!
今日の浮世絵
『御菓子雛形』[2],写. 国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/pid/2554165 (参照 2024-09-04)
基本の暦ワードの説明はこちらをどうぞ ↓
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楽しい育児クラブで子育てカウンセリングをして10年以上
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